【専門研修】通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒理解基礎講座
2025年8月22日 15時21分
7月28日(月)「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒理解基礎講座」が開催され、県内各地から、82名の先生方が受講されました。午前の部では、福島学院大学講師の佐藤則行先生にご講義いただき、発達障害についての理解を深めるとともに、特別な教育的支援を必要とする児童生徒にどう関わるかを「応用行動分析」の視点から学びました。午後の部では、福島県特別支援教育センターの泉翔子指導主事にご講義いただき、「氷山モデルによる行動理解」や「学び方のタイプ」「『読むこと』や『書くこと』の困難さの疑似体験」等の演習を通して、自身のこれまでの児童生徒への支援について振り返る様子が見られました。
〈研修者の声〉
・特性はスペクトラムであり、その強弱があること、合理的配慮として、目的に応じて環境調整が大切なことを学んだ。
・応用行動分析の考えにより、困った行動に注目することは困った行動が強化され、いい行動に注目していくと、いい行動が強化されるということを学んだ。児童のいい行動や努力を認め、褒めていきたい。
・氷山モデルを通して、目に見える行動の裏にある要因に目を向ける視点を持つことが重要だと学んだ。
・読み書きの困難さを体感して、胸が痛くなった。困難さを理解しているのとしていないのとでは関わり方が変わると思った。自分に都合よく子どもを見たり、決めつけて見たりするのではなく、なぜ??(子どもの背景)を考えることの大切さを学んだ。