教育センターの今

【専門研修】スマホ時代のいじめの理解と対応講座

2025年10月22日 10時18分

 10月17日(金)「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」が開催され、県内各地から40名の先生方が受講されました。午前の講義・演習「いじめ対策推進法といじめの現状理解」では、いじめの現状やいじめ防止対策推進法の理解を深めるとともに、法に基づいたいじめへの組織的対応の在り方や自校のいじめ対策について振り返りました。午後は宮本国際法律事務所の弁護士 真下麻里子様にオンラインでご講義いただきました。法の観点から「自分を尊重することが重要」「抱えるボールを小さくするのが専門家」といったお話は研修者に強く印象に残った様子でした。また、いじめの予防授業、いじめが起きた後の聴き取り等、具体的にご教授いただきました。一日を通して、これまでのいじめにおける児童・生徒への指導・支援について振り返る先生方の様子が見られました。

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〈参加者の声〉

・いじめ防止対策推進法について学ぶことで、いじめに対する認識を改めることができました。この程度ならなどと勝手な判断をせず、できるだけ早く適切な対応ができるようにしたいと思いました。また、いじめの構造やいじめの起きやすい環境や雰囲気等についても学び、今後の指導に反映させていきたいと思います。

 

・真下先生の講義では、弁護士という立場からいじめへの対応について、貴重なお話を聴くことができました。特に、印象に残ったのが教員の専門性と保護者対応についてです。いじめの対応において、法的には子供の安全を守ることが一番の責任であり、そのためにやるべきことをやったかという「過程」に責任があると聞き、教員個人だけでなく組織的な対応が大事であると学びました。

 

・学んだことを生徒指導全体会などで伝達し、教職員が組織で対応していくことを再確認したいと思います。いじめへの対応の仕方など、具体的に学んだことをぜひ実践していきたいです。