教育センターの今

【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)が開催されました。

2025年10月25日 08時22分

 10月16日(木)に「授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)」が開催され、県内各地から48名の先生方が受講されました。講義「教育の情報化の概要と動向」では、1人1台端末の普及の背景と学習指導要領の位置づけ等について理解を深めました。演習「クラウドでつながる ~Google Workspace の共有術~」では、Googleアプリを使い、クラウド環境を校務や授業に活かしていくために、URLの共有等を中心に演習を行いました。また、演習「1人1台端末の活用事例と活用のポイント」では、これまでのICT活用の授業展開とクラウド環境をいかした授業展開をどちらも体験することにより、クラウドのメリットについて考えていきました。さらに、演習「授業設計ワークショップ」では、研修内容をもとに、授業でどのように活用することができそうか意見交換を行いました。授業での活用について具体的に考え、意見交換することを通して、ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。

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(研修者の声)

GoogleWorkspaceの授業における実践的な活用方法を知ることができましたので、今後の授業などに取り入れていきたいと思います。特に、共同編集やコピーデータの配布など授業内で取り入れることができそうな内容を改めて学ぶことができましたので、うまく活用していきたいと思います。また、校務の処理などに関しても工夫すれば効果的に活用できそうな部分もありますので、今後の活用方法を検討していきたいと思います。

ICT活用には日頃から取り組んでいるが、まだ部分的な活用にとどまることが多くあったと感じ、より質の高い学びの場づくりが必要であることを感じた。生徒の実態も様々あり、個別最適な学びの場、協働的な学びの場づくりの紹介例を見て、生徒中心の授業はこういうことを指すのだなと強く感じた。学習指導要領の改訂も進む中、情報活用能力については今後さらに求められていくと考えられるため、実践→評価→改善のサイクルを通してICT活用の推進をしていきたい。校務関係についても他の先生方と情報を交換しながら進められるようにしていきたい。

今回の研修に参加し、高校教育の未来を変える大きな可能性を学んだ。特にGIGAスクール構想のもとで整備された1人1台端末を活かし、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」を図る具体的な方法論について深く理解できた。この学びを授業に生かすため、クラウドサービスを活用した授業の可能性を追求し、生徒の主体的な学びを深めたていきたい。