教育センターの今

【自主講座】基礎から学ぶ理科実験入門講座が開催されました!

2025年10月28日 10時56分

 今年度から新設された【自主講座】基礎から学ぶ理科実験入門講座が、10月25日(土)に教育センターで開催されました。週休日の開催ではありましたが、中学校・高等学校・特別支援学校の5名の先生方が参加してくださいました。

 講義「小中高のつながりを意識した理科授業づくり」では、中学校での学びを核として、小学校からの学びのつながりや高等学校での学びへの発展について具体的な単元を例に考えていきました。また、演習「観察、実験の進め方とポイント」では、物理・化学・生物・地学の教科書で扱われている基礎的・基本的な観察、実験について1時間程度ずつ、実際に体験していただきながら演習を行い、子どもの視点に立って観察や実験を行うことで、進め方のコツやつまずきやすいポイント等について、理解を深めていきました。研修者同士で教え合ったり指導主事に相談したりするなど、主体的に研修に取り組む研修者の素敵な姿が見られました。来年度もPlantで募集し、開催する予定です。たくさんのご参加をお待ちしております!

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(研修者の声)

小中の実験を改めて見直し、高校までの系統性をもって行うことで、子ども達の関心を引いたり、教員自身新たな発見をしたりすることが分かりました。

物理講座では、力学台車を使った実験を行ったことがなかったので実際に実験することができてよい経験になった。実験のコツや打点数の意味も知ることができ、今後自信を持って実験に取り組めると感じた。化学講座では、自分自身がモル計算が苦手なため、粒子イメージを持っていなかったことに気づかされた。1モルにどのぐらい溶けているのか見えない部分を意識しイメージすることを再認識することができた。生物講座では、糖の分類から生物の繋がりや広がりを感じることができた講座だった。派生を意識して実験を展開していくことや教材のアイディアをいただくことができた。地学講座では、ダジックアースやバネを用いた実験を通して体感することで、強く印象に残り、生徒への興味関心を引き出せると感じた。今回の講座から、実体験や実験を通して、学びの機会の重要性を再認識することができた。

次年度も、ぜひこの講座を受講させていただき、実験技能向上につなげさせていただきたいです。