教育センターの今

【専門研修】学校が変わる!解決志向で取り組む学校教育相談実践講座

2025年11月10日 08時35分

10月31日(金)と11月4日(火)に「学校が変わる!解決志向で取り組む学校教育相談実践講座」(同じ研修内容で二回実施)が開催されました。県内各地からⅠ班(10月31日)は16名、Ⅱ班(11月4日)は10名の先生方が受講されました。 午前中は「解決志向アプローチ」という「解決」に焦点をあてた心理アプローチについて学び、相談面接演習を通して体験的に理解を深めました。午後は、解決志向アプローチを基にしたチーム会議について、演習を通して実践的に学びました。「解決志向アプローチ」を軸とした一日の研修を通して、これまでの児童・生徒への関わりやチームでの指導・支援について振り返る先生方の様子が見られました。

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〈参加者の声〉

・日頃、どうしても問題点に焦点を当あててしまいがちだったので、「解決志向アプローチ」という発想自体が目から鱗だった。どうしてもネガティブな面ばかりに目を向けがちな生徒指導 において、子どものリソース(資源)を見つけ、生かすという視点で見ると、指導する側にとっても指導を受ける側にとっても辛くならないなと感じた。

 

今までケース会をやる時には、事例提供をする準備段階から負担に感じ、会議自体もストレスになってしまい、次のがんばりにつながることは少なかったように感じる。今回のチーム会議では、参加した人に質問は受けるが、否定されない、そして次の一手を考える意見を多く出してもらえた。初めての経験だったが、とても前向きな気持ちになれた。

 

・解決志向で取り組むことは、様々な生徒と向き合うときに、いつでも有用であると思った。その子自身の中にあるリソースを整理し、成功の責任追及をする、解決策はその子自身が求めているものであるか、など常に意識していきたい。チーム会議は30分という時間で解決策が見えること、準備物がいらないことなど「よさ」しか感じなかった。