教育センターの今

【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(義務系)が開催されました。

2025年11月5日 14時26分
 11月4日(火)に「授業力向上のためのICT活用実践講座(義務系)」が開催され、県内各地から25名の先生方が受講されました。講義「教育の情報化の概要と動向」では、1人1台端末の普及の背景と学習指導要領の位置づけ等について理解を深めました。演習「クラウドでつながる ~Google Workspace の共有術~」では、Googleアプリを使い、クラウド環境を校務や授業に活かしていくために、URLの共有等を中心に演習を行いました。また、演習「1人1台端末の活用事例と活用のポイント」では、これまでのICT活用の授業展開とクラウド環境をいかした授業展開をどちらも体験することにより、クラウドのメリットについて考えていきました。さらに、演習「授業設計ワークショップ」では、研修内容をもとに、授業でどのように活用することができそうか意見交換を行いました。授業での活用について具体的に考え、意見交換することを通して、ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。
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(研修者の声)
今回の研修において習得したGoogle Workspaceにおける共有方法を用いて、共同編集や他者参照を活用する授業を展開することで、ICTを積極的に授業内に浸透させていきたい。理科の実験において、実験結果をまとめる際に共同編集を用いたり、考察を行う際に他者参照を用いるなど、個人だけでなく協働的学びをすることで、物事を多面的・多角的に見る力が養い、学びも深まるということを体験させてあげたいなと思った。
ICT活用について、わかっているつもり、できているつもりでも、意外とわからないことやできないことが多く、新しいことを知ることができてよかった。特に、ICT活用の場面においては、教師主導で、何でも指示するのではなく、児童生徒が自ら選択し、自らが動くことができるような授業をコーディネートしていくことが大切だと気付くことができた。今後も情報関係の最新の動向にアンテナを高くしつつ、児童生徒が確実に資質能力を育成できるよう、ICT機器を効果的に活用していきたいと思った。また、自身の校務DXの推進し、自分だけでなく他の先生方の校務も効率化できるよう、情報共有していきたいと思った。
ICTを活用する力の育成は必須の内容になっていることを教師がしっかり理解し、ただICTを使うだけにならないように、情報活用能力を育成する手立てを考え続けていきたい。