専門研修【高等学校数学講座】観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座(後期)を実施しました

 9月27日(火)にオンラインにて、「観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座(後期)」が開催され、県内各地から9名(高等学校9名)の先生方が受講されました。

 福島大学人間発達文化学類の森本明先生をお招きし、講義「主体的に学ぶ態度を意図的に育む授業」において、資質・能力の視点からの授業づくりの具体的な事例をお話しいただき、高等学校における主体的に学ぶ態度を意図的に育む授業づくりについて御教示いただきました。

 研修者の声は次の通りです。

〇生徒の活動に肯定的な言葉をかけることは、単に「それいいね」ではなく、ベースに数学的に必要な考え方が教材ごとに明確にされていること、さらに、そのことで生徒にしてほしい活動も明確になってくるということがわかりました。

〇何を教えるかから何ができるようになるかへの転換は、今回の学習指導要領の改訂で大きなテーマであります。数学の授業で学ばせることは、数学のよさであることを改めて実感しましたので、今後の授業に生かしていきたいです。

〇内容ベースではなく、資質・能力ベースへの転換について、具体例があり今まで以上に納得することができました。生徒の『できない』という結果にばかり目を向けるのではなく、考えようとする姿勢や挑戦する態度も汲み取り、生徒をほめ、生徒たちが希望をもって新しい課題に向き合えるようにしたいです。

〇主体的に学ぶ態度を育むために、見方や考え方を工夫することで、内容ベースではなく、汎用性のあるねらいとなり、一つ一つの授業が繋がっていくのだと思いました。生徒が、挑戦しようとする気持ちや、生徒の活動をしっかりと評価できるようにしていきたいです。