【専門研修】 適切で責任ある行動力の育成を目指した情報モラル講座

 7月27日(木)「適切で責任ある行動力の育成を目指した情報モラル講座」が開催され、県内各地から、22名(小学校7名、中学校3名、高等学校6名、特別支援学校6名)の先生方が受講されました。
 児童生徒を取り巻くインターネット社会の現状を知り、私たち教員が行うべき情報モラル指導の在り方を考えました。また、児童生徒が情報モラルやセキュリティについて、「自分事」として考えることができるワークショップを行いました。

<研修者の声>

・インターネットは子どもたちにとってかなり身近なものになっていることを改めて実感した。しかし使い方が限定的であり、さらにトラブルに関して「子どもたちに危険なことをしている自覚がないこと」「周りに相談しにくいこと」の対策のためには様々な手立てが必要だと感じた。インターネットの利点と危険性について発達段階に応じて理解させたい。

・文章や絵文字等、自分の感じ方と他人の感じ方の違いが明確になって面白いと同時に、きちんと意識しておかなければならないと思った。生徒に対して、教師側が意識して「人によって感じ方が違うこと」を感じさせると、ネットでのトラブルが少なくなるのではないかと思った。また、情報発信に対する指導や、写真のネット公開ではたくさんの問題に気を付ける必要があることなど、丁寧な指導が大切だと分かった。

・情報モラルの授業構想で、先生方と意見を交わしたり、情報交換することで、授業についての見方・考え方も様々であると感じ、非常に参考になった。「答えがない」「一緒に考えていく」というキーワードを押さえた授業づくりを行っていきたい。