【中学校道徳講座】子どもの成長を見取り評価に生かす中学校道徳講座を実施しました

 7月7日(木)教育センターにて、「子どもの成長を見取り評価に生かす中学校道徳科講座」が開催され、県内各地から18名(中学校17名,支援学校1名)の先生方が受講されました。
 国立教育政策研究所の飯塚秀彦先生をお招きし、講義・演習「道徳科における評価の在り方」において、学習指導要領の捉え方や生徒が自律的に思考するため発問の在り方について研修を実施しました。演習の中では,1つの教材について生徒の反応を予想しながら,評価の視点をふまえた発問について,先生方で協力して考えました。 

    

 研修者の声は次の通りです。
○曖昧であった用語や概念の輪郭がはっきりした感があります。何に対して評価を行うのかというより,評価するためには授業に何が仕組まれていなければならないかという考え方が少し見えました。
○「多面的・多角的な見方への発展」「道徳的価値の理解を自分自身との関わりの中で深める」という視点で発問や問い返しを考えることが,自律的な思考を経た評価へとつながることを学ぶことができました。
○道徳は教師自身が道徳的価値を把握し,実践すること,生徒とともに考える姿勢を持つことが大切であることがわかりました。「人間とは何か」「よりよい生き方とは何か」,もう一度道徳を中心として,生徒の自律的な思考を促す授業を構想したいと思います。