専門研修【小学校算数講座】算数科「数学的活動の充実を図る授業づくり」講座を実施しました
算数科「数学的活動の充実を図る授業づくり」講座が,Ⅰ班は8月4日(金)・7日(月),Ⅱ班は8月4日(金)・8日(火)とそれぞれ2日間にわたって開催され,県内各地から33名(小学校30名,特別支援学校3名)の先生方が受講されました。
本年度も筑波大学附属小学校の盛山隆雄先生による講義「数学的な見方・考え方を働かせる算数科の授業」を中心に,教材の本質をとらえるとともに,数学的活動を充実させ,児童の数学的に考える資質・能力を育む授業づくりの研修を実施しました。
数学的に考える資質・能力を育てることによって,数学的な見方・考え方はさらに豊かで確かなものになっていくことの大切さ,実践事例を基に算数科の授業づくりの在り方などを先生方と一緒に考えることができました。また,各班に分かれて,各教材から自分なりに授業構想をしたものをオンラインミーティングで共有しました。参集後,各班で1つの授業を練り上げ,板書案を作成し,最後に代表者による模擬授業及び協議を実施しました。
研修者の声は次の通りです。
〇 教材の出し方や発問の仕方,どのようにコーディネートしていくか。ただ,教師の文脈でなく子供の文脈で授業をつくっていくことが大切ですので,そこが一番難しいなと感じました。
〇 具体的な問題を使った講義を通して,式=記号的表現,説明=言語的表現,図等=図的表現など,算数独自の思考の表現の仕方には児童の見方・考え方の数だけあることを再確認し,盛山先生の問い返しもまた勉強になりました。
〇 久しぶりに「自らの手で答えを導き出したい」という気持ちに突き動かされる経験をすることができました。これがなければ始まらないので,魅力的な学習課題の設定に今一度立ち返りたいです。
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