【専門研修】子どもたちが支え合い、高め合う学級をつくる学級活動

令和2年8月17日(月)に小学校および中学校教員を対象とした特別活動の専門研修が開催されました。今回の講座は学級活動に焦点を当て、子どもたちの自発的・自治的活動につなげる話合いの充実について理解を深めました。午前中に2つの講義を行いました。1つは新学習指導要領で求められている学級活動及び話合いの在り方について、もう1つは授業の実際について研修を行いました。

 

 

 

 

 

 

授業の実際では、福島市立野田小学校教諭の渡邉千晶先生をお招きして、子ども一人一人が主体的に参加する話合いについて実践を紹介していただきました。教室で実際に使用している議題BOXや掲示物、板書の例など子どもの実態に即した実践例やエピソードなど具体的に示していただき、とても分かりやすい講義でした。研修者の先生方は話に引き込まれあっという間の1時間でした。

 

 

 

 

 

 

午後は、2つの講座で得た視点を基に授業改善を行いました。研修者の先生方それぞれが実践した授業事例を持参し、自分で選んだ視点ごとに具体的な指導改善内容を記述しました。A4の用紙両面にびっしりと書き込んでいく先生方の真剣な姿勢が多くみられました。そのあとで、グループに分かれ、実践紹介と課題解決に向けた協議を行いました。とても活発な議論が展開され充実した1日となりました。

 

 

 

 

 

 

研修者の声

・中学校教員ですが、学級会についての知識が不足しておりこれまでの話合い活動を反省しました。小学校では話合い活動の訓練がどれだけなされているのかがよくわかりました。生徒の自主性に任せた学級会を行ってみたくなりました。

・指導のポイントや具体的な実践を知ることができて大変勉強になりました。日々の忙しさに追われがちですが、学級集団を通した話合いの体験が子どもたちの社会生活に生きて働く力の育成につながるのだと再認識しました。

・自分の課題に深く向き合う時間を取ることができました。準備やねらいの明確化などととても重要であることを学びました。子どもたちに少しでも還元できるように2学期の実践をしていきたいと思います。

・学級活動について自分の中で曖昧であったものが明確になりました。特別活動の在り方、学級活動の進め方、そして様々なアイディアなど学んだことを早速実践してみたいと思います。