令和7年度福島県教育研究発表会 受講確認について
2025年11月14日 14時57分本日、令和7年度福島県教育研究発表会の参加内容についての確認メールを、お申込み時に御入力いただいたアドレス宛に送付いたしました。
お申込みいただいたにも関わらずメールが届いていない場合は、総合企画チーム024-553-3193までご連絡ください。
本日、令和7年度福島県教育研究発表会の参加内容についての確認メールを、お申込み時に御入力いただいたアドレス宛に送付いたしました。
お申込みいただいたにも関わらずメールが届いていない場合は、総合企画チーム024-553-3193までご連絡ください。
10月31日(金)と11月4日(火)に「学校が変わる!解決志向で取り組む学校教育相談実践講座」(同じ研修内容で二回実施)が開催されました。県内各地からⅠ班(10月31日)は16名、Ⅱ班(11月4日)は10名の先生方が受講されました。 午前中は「解決志向アプローチ」という「解決」に焦点をあてた心理アプローチについて学び、相談面接演習を通して体験的に理解を深めました。午後は、解決志向アプローチを基にしたチーム会議について、演習を通して実践的に学びました。「解決志向アプローチ」を軸とした一日の研修を通して、これまでの児童・生徒への関わりやチームでの指導・支援について振り返る先生方の様子が見られました。
〈参加者の声〉
・日頃、どうしても問題点に焦点を当あててしまいがちだったので、「解決志向アプローチ」という発想自体が目から鱗だった。どうしてもネガティブな面ばかりに目を向けがちな生徒指導 において、子どものリソース(資源)を見つけ、生かすという視点で見ると、指導する側にとっても指導を受ける側にとっても辛くならないなと感じた。
・今までケース会をやる時には、事例提供をする準備段階から負担に感じ、会議自体もストレスになってしまい、次のがんばりにつながることは少なかったように感じる。今回のチーム会議では、参加した人に質問は受けるが、否定されない、そして次の一手を考える意見を多く出してもらえた。初めての経験だったが、とても前向きな気持ちになれた。
・解決志向で取り組むことは、様々な生徒と向き合うときに、いつでも有用であると思った。その子自身の中にあるリソースを整理し、成功の責任追及をする、解決策はその子自身が求めているものであるか、など常に意識していきたい。チーム会議は30分という時間で解決策が見えること、準備物がいらないことなど「よさ」しか感じなかった。
【いわき地区】の以下の研修について、会場決定をしました。
高等学校初任者研修 地区別研修A 社会奉仕等体験研修
公立学校実習助手初任者研修 地区別研修 社会奉仕等体験研修
新規採用養護教諭研修(高) 地区別研修A 社会奉仕等体験研修
詳細は、こちら( K22 )を確認してください。
【県北地区】の以下の研修について、会場決定をしました。
高等学校初任者研修 地区別研修A 社会奉仕等体験研修
公立学校実習助手初任者研修 地区別研修 社会奉仕等体験研修
新規採用養護教諭研修(高) 地区別研修A 社会奉仕等体験研修
詳細は、こちら( K22 )を確認してください。
今年度から新設された【自主講座】基礎から学ぶ理科実験入門講座が、10月25日(土)に教育センターで開催されました。週休日の開催ではありましたが、中学校・高等学校・特別支援学校の5名の先生方が参加してくださいました。
講義「小中高のつながりを意識した理科授業づくり」では、中学校での学びを核として、小学校からの学びのつながりや高等学校での学びへの発展について具体的な単元を例に考えていきました。また、演習「観察、実験の進め方とポイント」では、物理・化学・生物・地学の教科書で扱われている基礎的・基本的な観察、実験について1時間程度ずつ、実際に体験していただきながら演習を行い、子どもの視点に立って観察や実験を行うことで、進め方のコツやつまずきやすいポイント等について、理解を深めていきました。研修者同士で教え合ったり指導主事に相談したりするなど、主体的に研修に取り組む研修者の素敵な姿が見られました。来年度もPlantで募集し、開催する予定です。たくさんのご参加をお待ちしております!
(研修者の声)
・小中の実験を改めて見直し、高校までの系統性をもって行うことで、子ども達の関心を引いたり、教員自身新たな発見をしたりすることが分かりました。
・物理講座では、力学台車を使った実験を行ったことがなかったので実際に実験することができてよい経験になった。実験のコツや打点数の意味も知ることができ、今後自信を持って実験に取り組めると感じた。化学講座では、自分自身がモル計算が苦手なため、粒子イメージを持っていなかったことに気づかされた。1モルにどのぐらい溶けているのか見えない部分を意識しイメージすることを再認識することができた。生物講座では、糖の分類から生物の繋がりや広がりを感じることができた講座だった。派生を意識して実験を展開していくことや教材のアイディアをいただくことができた。地学講座では、ダジックアースやバネを用いた実験を通して体感することで、強く印象に残り、生徒への興味関心を引き出せると感じた。今回の講座から、実体験や実験を通して、学びの機会の重要性を再認識することができた。
・次年度も、ぜひこの講座を受講させていただき、実験技能向上につなげさせていただきたいです。
10月16日(木)に「授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)」が開催され、県内各地から48名の先生方が受講されました。講義「教育の情報化の概要と動向」では、1人1台端末の普及の背景と学習指導要領の位置づけ等について理解を深めました。演習「クラウドでつながる ~Google Workspace の共有術~」では、Googleアプリを使い、クラウド環境を校務や授業に活かしていくために、URLの共有等を中心に演習を行いました。また、演習「1人1台端末の活用事例と活用のポイント」では、これまでのICT活用の授業展開とクラウド環境をいかした授業展開をどちらも体験することにより、クラウドのメリットについて考えていきました。さらに、演習「授業設計ワークショップ」では、研修内容をもとに、授業でどのように活用することができそうか意見交換を行いました。授業での活用について具体的に考え、意見交換することを通して、ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。
(研修者の声)
・GoogleWorkspaceの授業における実践的な活用方法を知ることができましたので、今後の授業などに取り入れていきたいと思います。特に、共同編集やコピーデータの配布など授業内で取り入れることができそうな内容を改めて学ぶことができましたので、うまく活用していきたいと思います。また、校務の処理などに関しても工夫すれば効果的に活用できそうな部分もありますので、今後の活用方法を検討していきたいと思います。
・ICT活用には日頃から取り組んでいるが、まだ部分的な活用にとどまることが多くあったと感じ、より質の高い学びの場づくりが必要であることを感じた。生徒の実態も様々あり、個別最適な学びの場、協働的な学びの場づくりの紹介例を見て、生徒中心の授業はこういうことを指すのだなと強く感じた。学習指導要領の改訂も進む中、情報活用能力については今後さらに求められていくと考えられるため、実践→評価→改善のサイクルを通してICT活用の推進をしていきたい。校務関係についても他の先生方と情報を交換しながら進められるようにしていきたい。
・今回の研修に参加し、高校教育の未来を変える大きな可能性を学んだ。特にGIGAスクール構想のもとで整備された1人1台端末を活かし、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」を図る具体的な方法論について深く理解できた。この学びを授業に生かすため、クラウドサービスを活用した授業の可能性を追求し、生徒の主体的な学びを深めたていきたい。
10月17日(金)「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」が開催され、県内各地から40名の先生方が受講されました。午前の講義・演習「いじめ対策推進法といじめの現状理解」では、いじめの現状やいじめ防止対策推進法の理解を深めるとともに、法に基づいたいじめへの組織的対応の在り方や自校のいじめ対策について振り返りました。午後は宮本国際法律事務所の弁護士 真下麻里子様にオンラインでご講義いただきました。法の観点から「自分を尊重することが重要」「抱えるボールを小さくするのが専門家」といったお話は研修者に強く印象に残った様子でした。また、いじめの予防授業、いじめが起きた後の聴き取り等、具体的にご教授いただきました。一日を通して、これまでのいじめにおける児童・生徒への指導・支援について振り返る先生方の様子が見られました。
〈参加者の声〉
・いじめ防止対策推進法について学ぶことで、いじめに対する認識を改めることができました。この程度ならなどと勝手な判断をせず、できるだけ早く適切な対応ができるようにしたいと思いました。また、いじめの構造やいじめの起きやすい環境や雰囲気等についても学び、今後の指導に反映させていきたいと思います。
・真下先生の講義では、弁護士という立場からいじめへの対応について、貴重なお話を聴くことができました。特に、印象に残ったのが教員の専門性と保護者対応についてです。いじめの対応において、法的には子供の安全を守ることが一番の責任であり、そのためにやるべきことをやったかという「過程」に責任があると聞き、教員個人だけでなく組織的な対応が大事であると学びました。
・学んだことを生徒指導全体会などで伝達し、教職員が組織で対応していくことを再確認したいと思います。いじめへの対応の仕方など、具体的に学んだことをぜひ実践していきたいです。