教育センターの今
【専門研修】教育相談の視点を生かした児童生徒の人間関係づくり講座
2025年9月12日 08時22分9月8日(月)「教育相談の視点を生かした児童生徒の人間関係づくり講座」が開催され、県内各地から32名の先生方が受講されました。午前は、「校種共通編」として、午後は小学校と中学校・高校に分かれての「校種別編」として、講義・演習を行いました。発達支持的生徒指導の視点から、構成的グループエンカウンターやプロジェクトアドベンチャー等の活動を児童生徒の立場で体験することを目的に学びました。活動を通して感じたことや気付いたことについて共有し、学びを深める先生方の様子が見られました。
〈参加者の声〉
・トラブルが起きてから指導するのではなく、こんなときどうすればよいのかを時間をとって全体で考えさせたり、グループで活動させ、友達と関わる中で嬉しかったことや楽しかったことを振り返らせたりすると、人との関わり方や関わることのよさを実感できると思う。今日学んだことは明日早速クラスで実践してみたい。
・本日の研修で自分の引き出しを増やすことができてとても嬉しい。子どもたちの立場(実際に人と話す、質問する)を経験し、自己開示は自分が思っているよりもハードルが高いこと、そのためにスモールステップにしたり、雰囲気づくりを大切にしたりすることが大切なのだなと実感することができた。
・「安心・安全な場づくり」が何よりも大切だと感じた。子どもも大人も、安心できる関係性の中でこそ、自分を出したり他者と関わったりできる。構成的グループエンカウンターのような活動は、学級、職場づくりの土台になると強く感じた。
【県南地区】小・中学校初任者研修 地区別研修A 特別支援学校研修について
2025年9月9日 17時14分【県南地区】小・中学校初任者研修 地区別研修A 授業研修②について
2025年9月9日 17時08分【専門研修】統合的な問題の解決に向けた技術科講座
2025年9月1日 11時04分8月28日(木)、29日(金)「統合的な問題の解決に向けた技術科講座」が開催されました。1日目は、東京学芸大学大学院教授の大谷忠先生と東京学芸大こども未来研究所の田中若葉先生をお招きし、TECH未来の教材を活用した統合的な問題を取り扱う授業についての講義・演習を行いました。2日目は茨城大学講師の川路智治先生をお招きし、Smalrubyやmicro:bit、マッスルセンサ教材による統合的な問題の題材構想について講義・演習を行いました。
【受講者の声】
・研修の参加人数は多くはなかったが、講師の方、先生方の思いや自身が抱えている課題を共有することができ、柔軟な思考のアイデアを感じることができた。兼務校の環境や生徒の実態に応じて、3年間を見通して探究的な活動ができるような知識や技能を身に付けさせることができるようにしたい。
・研修に参加して、技術科教育が大きく変わっていること、学習する内容も高度になっていること、これまでのようにみんなで同じものを作る授業から、一人一人がアイデアを出してそれらを形にしていく授業にシフトチェンジしていかなければならないことを実感しました。自身の知識や能力が足りていないので、この研修で学んだことを元に、実践例の先生方のような授業を展開できるように内容を深めていきたいです。
・これからの社会で求められるのは、単なる知識の量ではなく、それらを活用して未知の課題を解決する力だと再認識しました。今後は、研修で学んだ指標を常に意識し、生徒が「自分ごと」として捉えられる現実社会の課題を、教科横断的な視点で題材として構想していきたいと思います。
アラマナ通信(第13号)を掲載しました。
2025年8月29日 10時06分【県北地区】高等学校初任者研修_地区別研修A,公立学校実習助手初任者研修_地区別研修,高等学校中堅教諭等資質向上研修,養護教諭中堅教諭等資質向上研修(県立)選択研修 特別活動研修について
2025年8月27日 15時01分【県北地区】の以下の研修について、会場を決定しました。
K20 高等学校初任者研修 地区別研修A 特別活動研修
K20 公立学校実習助手初任者研修 地区別研修
K20 高等学校中堅教諭等資質向上研修,養護教諭中堅教諭等資質向上研修(県立)選択研修 地区別特別活動研修
詳細は、こちら( K20 )を確認してください。
【専門研修】学校教育相談基本講座
2025年8月25日 13時01分8月1日(金)「学校教育相談基本講座」が開催され、県内各地から、32名の先生方が受講されました。午前の部では、生徒指導提要で示されている教育相談における2軸3類4層構造やBPSモデルによるアセスメントの仕方、相談面接について、参加者同士の対話や演習を通して学びました。午後の部では、会津大学教授の苅間澤勇人先生にご講義いただき、参加者はQ-Uを基にした児童生徒個々の理解と学級集団の理解の仕方について学び、実態に応じた支援策等について真剣に考える様子が見られました。
〈参加者の声〉
・教育相談における基礎的な方法や技能を学ぶことができた。今まで行ってきた教育相談の手法が、生徒指導の2軸3類4層構造のどこに位置するかを知り、BPSモデルの演習を通じて学校現場での活用法を学ぶことができた。
・昨年度もこの研修を受講したが、Q₋Uの理解と活用について今年度のデータをもとにもう一度苅間澤先生の講義を聞きたいと思い参加した。昨年度より、自身が担任しているクラスの実態と適切な学級経営について深い理解を得ることができた。今後の生徒指導に活かしたい。
・教育相談の在り方や児童生徒理解の方法、Q-Uというツールを用いて自身の担当する学級や学習集団を客観的に見直し、改善する方法など、2学期以降に実際に実践してみたいと思うようなことが増えた非常に有意義な研修だった。
【県南地区】小・中学校初任者研修 地区別研修Aへき地校研修について
2025年8月22日 15時29分【専門研修】通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒理解基礎講座
2025年8月22日 15時21分
7月28日(月)「通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒理解基礎講座」が開催され、県内各地から、82名の先生方が受講されました。午前の部では、福島学院大学講師の佐藤則行先生にご講義いただき、発達障害についての理解を深めるとともに、特別な教育的支援を必要とする児童生徒にどう関わるかを「応用行動分析」の視点から学びました。午後の部では、福島県特別支援教育センターの泉翔子指導主事にご講義いただき、「氷山モデルによる行動理解」や「学び方のタイプ」「『読むこと』や『書くこと』の困難さの疑似体験」等の演習を通して、自身のこれまでの児童生徒への支援について振り返る様子が見られました。
〈研修者の声〉
・特性はスペクトラムであり、その強弱があること、合理的配慮として、目的に応じて環境調整が大切なことを学んだ。
・応用行動分析の考えにより、困った行動に注目することは困った行動が強化され、いい行動に注目していくと、いい行動が強化されるということを学んだ。児童のいい行動や努力を認め、褒めていきたい。
・氷山モデルを通して、目に見える行動の裏にある要因に目を向ける視点を持つことが重要だと学んだ。
・読み書きの困難さを体感して、胸が痛くなった。困難さを理解しているのとしていないのとでは関わり方が変わると思った。自分に都合よく子どもを見たり、決めつけて見たりするのではなく、なぜ??(子どもの背景)を考えることの大切さを学んだ。