生物デジタル図鑑(画像)
ニンニク 染色体
■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、コルヒチンで処理(紡錘糸ができないため、体細胞分裂が中期で止まる)をし、固定・解離後、酢酸カーミンで染色してプレパラートを作成。顕微鏡は油浸の対物レンズを用いて、倍率を1000倍にして撮影。
※コルヒチンの処理をせずに、普通に根を処理すると、染色体の数や形を確認することは難しい。
■染色体の輪郭をはっきりさせるため、カラー写真を白黒写真に変換してある。
■それぞれの染色体の動原体(紡錘糸がつく部分=染色体がくびれた部分)の位置が確認できる。染色体の全体の大きさと、動原体の位置から、どれとどれが相同染色体なのかを、だいたい特定することができる。
■ニンニクは、タマネギと同じユリ科で、ユリ科の植物は一般的に染色体が大きく、細胞分裂の観察に適している。
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