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ニンニクの体細胞分裂

写真:8枚 更新:2018/08/08 作成:2018/08/08 教員研修T
ニンニクの水栽培 1 ■ペットボトルを利用して水栽培用の容器を作り、針金で串刺しにしたニンニクの根が出る部分が、水につかるように調整する。 ■20℃前後の室温だと、4~5日で、下の写真のような長さまで根が伸びる。 ■中国産の安いニンニクの方が、国産のものより発根しやすいと言われる。 ■ニンニクは、タマネギと同じユリ科で、ユリ科の植物は一般的に染色体が大きく、細胞分裂の観察に適している。
ニンニクの水栽培 2 ■中国産の一片種「プチにんにく」も、水栽培をすると、良く発根する。 ■20℃前後の室温だと、4~5日で、下の写真のような長さまで根が伸びる。 ■ニンニクは、タマネギと同じユリ科で、ユリ科の植物は一般的に染色体が大きく、細胞分裂の観察に適している。
ニンニク 間期 ■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、酢酸ダーリア・塩酸混合液に12分間浸した後、2分間以上水洗し、プレパラートを作成。 ■核が紫色に染まっている。核の中の白く抜けている部分が核小体。 ■核の中には、はっきりした染色体は見えない。
ニンニク 前期 ■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、酢酸ダーリア・塩酸混合液に12分間浸した後、2分間以上水洗し、プレパラートを作成。 ■細い糸のような染色体が見えるようになる。
ニンニク 中期 ■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、酢酸ダーリア・塩酸混合液に12分間浸した後、2分間以上水洗し、プレパラートを作成。 ■染色体が赤道面と呼ばれる面上に集まる。それぞれの染色体は、縦に2本に裂けている。
ニンニク 後期 ■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、酢酸ダーリア・塩酸混合液に12分間浸した後、2分間以上水洗し、プレパラートを作成。 ■それぞれの染色体が裂け目から縦に2つに分かれ、両極へ移動する。
ニンニク 終期 ■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、酢酸ダーリア・塩酸混合液に12分間浸した後、2分間以上水洗し、プレパラートを作成。 ■染色体は形がはっきりしなくなってくる。2つの核の間に、やがて細胞壁となる細胞板がうっすらと見える。
ニンニク 染色体 ■水栽培したニンニク(2n=16)の根を切り取り、コルヒチンで処理(紡錘糸ができないため、体細胞分裂が中期で止まる)をし、固定・解離後、酢酸カーミンで染色してプレパラートを作成。顕微鏡は油浸の対物レンズを用いて、倍率を1000倍にして撮影。  ※コルヒチンの処理をせずに、普通に根を処理すると、染色体の数や形を確認することは難しい。 ■染色体の輪郭をはっきりさせるため、カラー写真を白黒写真に変換してある。 ■それぞれの染色体の動原体(紡錘糸がつく部分=染色体がくびれた部分)の位置が確認できる。染色体の全体の大きさと、動原体の位置から、どれとどれが相同染色体なのかを、だいたい特定することができる。 ■ニンニクは、タマネギと同じユリ科で、ユリ科の植物は一般的に染色体が大きく、細胞分裂の観察に適している。