マツヨイグサの花粉
■マツヨイグサ(アカバナ科)の花粉を、セロテープにつけ、スライドガラスに貼って撮影。
■三角形に近い独特の形をしている。
■よく見ると花粉から細い糸が出ている。これは粘着糸といい、花粉を運んでくれる昆虫の体に、花粉がくっつきやすくするための工夫である。夜に花を開くマツヨイグサの花粉は、夜行性のスズメガなどの昆虫によって運ばれることが多い。スズメガは口が非常に長く、しかも空中にホバリングしたままで蜜を吸うので、花粉がつきにくい。そのような昆虫にも花粉を運んでもらえるように、粘着糸という工夫がされている。