教育センターの今

【基本研修】中学校・高等学校経験者研修Ⅰ 教科指導研修

  9月24日(火)~26日(木)の三日間〈1班〉と,10月2日(水)~4日(金)の三日間〈2班〉で,「中学校・高等学校経験者研修Ⅰ 教科指導研修」を実施し,県内各地から教職経験5年を経た,特別支援学校を含む中学校・高等学校の計114名の先生方が受講しました。

 資質の向上を図ることができるよう様々な講義・講話を行いました。特に,国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・家庭・英語については,中・高を通した教科の指導力を高めるため,中・高合同の教科研修の場を設けました。校種の枠を越え,互いの長所に気付いて取り入れようとしたり,系統性について改めて考え直したりする様子が見られました。

        

〈研修者の声〉

 ○変化を恐れずに,常に変わり続けたいと思います。初任のときに希望にあふれて立った気持ちを忘れずに,日々更新させていきたいです。そのためには,より専門性を高めるような研修を行っていく必要があると実感させられました。(中学校)

○小・中の先生で研修することはありましたが,高等学校の先生方と意見交流しながら研修できたことがよかったです。(中学校)

○普段の授業で疑問に思っていたことについて,どのように指導していけばよいのかという道筋がこの研修を通して見えてきました。たくさんの刺激があり,まだまだ学ぶべきことが多いという課題も分かりましたが,ポジティブにとらえて,これからも生徒のために努力できる教員として過ごしていきたいと思いました。(高等学校)

○本研修を終えて,中学校との交流により,同一教科のつながりや学び直しの機会を効果的に導入する方法を学べたことが,一番の財産となりました。(高等学校)

所報ふくしま「窓」177号Web版を発行しました

このたび当教育センターでは、所報ふくしま「窓」177号を発行しWebサイト上に掲載いたしました。

(↓こちらをクリックしてご覧ください)

所報ふくしま「窓」177号

掲載内容は以下の通りです。

(1)巻頭言「新しい時代を迎えて」 所長 渡辺 惣吾

(2)高等学校におけるアクティブ・ラーニングの視点を生かした学習指導の在り方

(3)よりよい人間関係を育む指導援助の在り方に関する研究

(4)高校英語授業にもっとスピーキング活動を!

(5)長期研究員の研究紹介

(6)令和元年度福島県教育研究発表会

(7)Webサイトご利用についてのお知らせ

たくさんの皆さんに御覧いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
 
 

【基本研修】養護教諭経験者研修Ⅰ

 9月11日(水)~13日(金)、養護教諭経験者研修Ⅰを実施し、県内の19名の養護教諭の先生方が受講しました。

 現代的な健康課題を解決するための指導力・実践力を身に付けるため、健康相談、健康教育、救急処置、学校保健組織活動などについて講義や演習に取り組み、活発な意見交換が行われました。特に不登校児童生徒への対応や救急処置、学校保健委員会の運営については、校種や学校規模の異なる養護教諭同士で意見を交流することにより、新たな視点に気づいたり、新しいアイデアを共有したりすることができ、今後の学校保健活動の活性化につながる充実した研修となりました。

 

<研修者の声>

○不登校児童生徒への具体的な対応、声かけの技術を学ぶことができ、とても充実した時間でした。

○今まで学校保健委員会について、これほどまでに柔軟に考えてみたことはありませんでした。苦しみながら作り出すのではなく、話し合うことで前向きに考えることができるのだと改めて思いました。

○他の先生方と情報交換できる機会が多くあり、新たな学びにつながることができてよかったです。今回の講義や演習で学んだことを自校の健康課題解決や職場環境向上のための実践へと生かしていきたいと思います。

 

【職能研修】教頭のためのマネジメント講座

 9月19日(木)~20日(金)に、「教頭のためのマネジメント講座」を実施し、県内各地から小学校、中学校、高等学校、特別支援学校の教頭先生方77名が受講しました。

 研修では、「カリキュラム・マネジメント」、「学校組織マネジメント」、「リスクマネジメント」等、組織マネジメントの発想を取り入れた、変化に対応した新しい学校づくりの考え方と手法を身につけるための講義や演習を行いました。また、「インクルーシブ教育」、「地域との連携」等、本県の教育課題に対応した幅広い視点からの学校マネジメントの在り方についての講義も今年度新たに行いました。

 マネジメント力の向上をはかり研修の成果を学校運営に生かすため、教頭先生方が真剣な眼差しで講義や演習に取り組んでいました。

  

 〈研修者の声〉

〇すべての内容が具体的であり、日々の職務にすぐに生かすことができるものでした。また、教頭職に対する意識を高めることができました。

〇他地区・他校種の教頭先生方との協議の中で様々な視点からの意見をいただき、貴重な体験を得ることができました。各講義の内容も、今後教頭職を担っていく上で大変重要なものであり有意義な研修でした。

【基本研修】中学校経験者研修Ⅱ 教科指導研修

 9月11日(水)~13日(金)の三日間,「中学校経験者研修Ⅱ 教科指導研修」を実施しました。県内各地から教職経験10年を経た34名の先生方が受講しました。

 福島県版の「校長及び教員としての資質の向上に関する指標」では,今回の受講者はステージ3であり,例えば〈使命感・情熱・向上心〉において「中堅教員としての自覚を持って自己研鑽し,主体的に職務を遂行」と示されています。そのような受講者の実践的指導力の深化を図ることができるよう,著名な講師による講義や,演習・協議等を行いました。どの研修会場も,自ら課題意識をもち,意欲的に研修に参加する様子が見られました。

     

〈受講者の声〉

○今後どんな教師になりたいのかを常に考え,常に初心にかえり,どんなことからでも学ぶ姿勢をもって自己研鑽に励みたいと思います。

○こんなにも集中して,時間をかけて教科について考えたのは久しぶりでした。教員の基本はやはり授業です。授業がうまい先生になりたいと思いました。10年を経過して,求められることも多くなるので,ミドルリーダーとしてこれからも学校で組織的にがんばっていきたいと思いました。