2022年6月の記事一覧

【中・高等学校数学講座】生徒の問題解決や意思決定につながる統計授業づくり講座(前期)を実施しました

 6月28日(火)に教育センターにて、「生徒の問題解決や意思決定につながる統計授業づくり講座(前期)」が開催され、県内各地から4名(高等学校4名)の先生方が受講されました。
 茨城大学の小口祐一先生をお招きし、講義「統計教育における問題解決や意思決定について」において、統計的探究プロセスを活用した生徒の問題解決や意思決定につながる授業づくりと、ICT を活用した指導法の研修を行い、その識見と指導力の向上を図りました。

  

 研修者の声は次の通りです。
○ 統計の分野のICTの活用について、具体的にどのように活用できるのか、細かい点まで教えていただき、本当に助かりました。まずは自分でもっと活用し、説明できるまで使いこなしたいと思いました。生徒にとっても有意義な学習に繋がる分野だと再認識できました。
○ 現場ではまだまだソフトウェアの使い方などが浸透していないので、伝達講習をするとともに授業の教材づくりとして積極的に利用していきたいです。
○ 授業や教材として使える材料を多く紹介していただき参考になりました。特に生徒用の端末をどのように活用していくのかについて悩んでいたところだったので、方針を考えられるようになりました。また、仮説検定をシミュレーションを使った学習と捉える考えも参考になり意義ある研修になりました。
○ 統計の学習におけるデータの取得方法や扱いに課題がありましたが、SSDSEやe-Statからのデータの取得、GeoGebraやCODAPを使ったグラフの作成やシミュレーションの仕方を学ぶことができ、今後の授業に還元していきたいです。

 

 

【高等学校数学講座】観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座(前期)を実施しました

 6月20日(月)に教育センターにて、「観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座(前期)」が開催され、県内各地から10名(高等学校10名)の先生方が受講されました。
 岩手大学教育学部の佐藤寿仁先生をお招きし、講義・演習「主体的に学習に取り組む態度を見取る授業の在り方」において、生徒の学習状況を的確に見取る力、ならびに授業マネジメント力の向上を図る研修を実施しました。「算数・数学における問題発見・解決の過程」を基に、「数学的活動において、生徒の主体的に学習に取り組む態度を見取る教師の視点」を先生方と一緒に考えました。 

      

 研修者の声は次の通りです。
○ 主体的に学習に取り組む態度を評価するためには、単元の目標や評価規準を教員が明確に定め『どのように数学の舞台にあげるか』を考えて授業づくりや実践を行うことが大切だと感じました。
○ 小・中・高の流れを考えながら、高校数学のよさを伝えなければならないと改めて感じました。教え方ではなく学ばせ方を考えて授業づくりに活かします。
○ 実際にいくつかの事例で問題解決の過程や主体的に取り組む生徒の姿などを考えてみたことで、実感をもって何をしていくべきなのか以前より理解することができたと思います。
○ 拡大・縮小→相似→三角比と、同じ問題を見方を変えて取り組んでいることに、改めて面白さを感じました。現実の世界と数学の世界での輪は、思考につながりをもたせ考えさせるためにも大事なことだと意識をして、授業を展開していかなければと思いました。

【中学校数学講座】教える授業から子どもが学ぶ授業に変わる数学科授業改善講座を実施しました

 6月17日(金)に教育センターにて、「教える授業から子どもが学ぶ授業に変わる数学科授業改善講座」が開催され、県内各地から14名(中学校11名、義務教育学校1名、特別支援学校2名)の先生方が受講されました。

 岩手大学教育学部の佐藤寿仁先生をお招きし、講義・演習「子どもの学びを中心に考える数学科の授業改善」を中心に、子どもが数学的活動に主体的に取り組むための授業の在り方についての研修を実施しました。「算数・数学の問題発見・解決の過程」を基に、「子どもが数学での問題解決の一歩を進めるための教師の出番はどこか」を先生方と一緒に考えました。

    

研修者の声は次の通りです。

○ 数学的に推論する姿や発展的に考える姿を引き出し、価値付けることで、自ら数学を活用する生徒を育成していきたいです。小学校の学びをどの程度扱うべきか悩むところです。レディネスをとり、カリキュラム・マネジメントを行うことで、質の高い授業を展開していきたいです。

○ 授業が子どもにとって「深い学び」になっているのか、「深い学び」とは子どものどんな姿なのかを考えることができました。子どもの姿を具体的に考えるだけでも、自分の発問は変わってくると思います。

○ 小学校の学習のつながりを把握することで、授業のおくべきポイントが変わり、生徒の反応や活動が変わってくると考えました。帰着させることを意識した授業づくりを行い、これからの財産としていきたいです。

【高等学校英語講座】パフォーマンス評価と観点別学習状況の評価について学びました

 6月21日(火)、教育センターの第1パソコン研修室において、令和4年度専門研修「観点別学習状況の評価のためのパフォーマンス評価実践講座」(前期)が開催されました。

 参加した先生方は、各校における学習評価上の課題の共有、観点別評価に関する講義、外国語科におけるパフォーマンス課題とそれに対応するルーブリックの作成演習を通して、観点別評価に対する理解を深め、観点別評価を適切に行う実践力を高めました。

 研修者からは、「学校にいるだけでは知り得なかった情報も自分の知識として習得することができて、今日来た甲斐があった」「今までの固定観念を崩し、新しい評価法で評価しなければならないと感じた」「ルーブリックについて研究できたのが収穫でした。実際に評価規準を作成することで、より評価への理解が深まりました」などの感想が寄せられました。

 本研修は8月の後期編へと続きます。

   

【会津・南会津地区】企業等体験研修について

以下の研修について、研修講座要項を掲載しました。

講座番号 K26【会津・南会津地区】

新規採用養護教諭研修(高)
(地区別研修A 企業等体験研修)

高等学校2年次教員フォローアップ研修
公立学校実習助手フォローアップ研修
(企業等体験研修)

詳細は、研修講座要項ページを確認してください。

 

自主講座(図画工作・美術)の募集要項を掲載しました

「先生のための図画工作・美術鑑賞指導法講座」

 (期日:令和4年10月 1日(土) 会場:郡山市立美術館)

「先生のための図画工作・美術鑑賞指導法講座」

 (期日:令和4年11月12日(土) 会場:いわき市立美術館)

「美術鑑賞入門講座」

 (期日:令和4年12月 3日(土) 会場:福島県教育センター)

 

上記の講座について募集案内を掲載しました。

詳細は、「自主講座案内」を確認してください。