教育センターの今

【高等学校数学講座】観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座(前期)を実施しました

 6月20日(月)に教育センターにて、「観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座(前期)」が開催され、県内各地から10名(高等学校10名)の先生方が受講されました。
 岩手大学教育学部の佐藤寿仁先生をお招きし、講義・演習「主体的に学習に取り組む態度を見取る授業の在り方」において、生徒の学習状況を的確に見取る力、ならびに授業マネジメント力の向上を図る研修を実施しました。「算数・数学における問題発見・解決の過程」を基に、「数学的活動において、生徒の主体的に学習に取り組む態度を見取る教師の視点」を先生方と一緒に考えました。 

      

 研修者の声は次の通りです。
○ 主体的に学習に取り組む態度を評価するためには、単元の目標や評価規準を教員が明確に定め『どのように数学の舞台にあげるか』を考えて授業づくりや実践を行うことが大切だと感じました。
○ 小・中・高の流れを考えながら、高校数学のよさを伝えなければならないと改めて感じました。教え方ではなく学ばせ方を考えて授業づくりに活かします。
○ 実際にいくつかの事例で問題解決の過程や主体的に取り組む生徒の姿などを考えてみたことで、実感をもって何をしていくべきなのか以前より理解することができたと思います。
○ 拡大・縮小→相似→三角比と、同じ問題を見方を変えて取り組んでいることに、改めて面白さを感じました。現実の世界と数学の世界での輪は、思考につながりをもたせ考えさせるためにも大事なことだと意識をして、授業を展開していかなければと思いました。