教育センターの今
【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(義務系)
11月5日(火)に、教育センターにおいて「授業力向上のためのICT活用実践講座(義務系)」が開催され、県内各地から32名の先生方が受講されました。
「ICT機器の取扱い」や「授業における効果的な活用方法」についてでは、Googleアプリを使い,クラウド環境を校務や授業にいかしていくために,URLの共有を中心に演習を行いました。また、授業づくりに生かせる効果的なICT活用についての「ワークショップ」では,研修内容をもとに,授業でどのように活用することができそうか意見交換を行いました。授業での活用について具体的に考え,意見交換することを通して,ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。
(研修者の声)
・従来の授業では全て教師主導であったが、これからは、「課題を提示(教師)→子どもが自分で学習スタイルを選択して進める(個人・協働)」というスタイルになるので、これを実際の授業に生かしていきたい。個人→協働→個人 という学習スタイルもあり、他の児童のやっていることを参照して、聞きに行ってもよい。ただ、これを実践するためには、教職員の研修と働き方改革が重要であることも分かった。当学校のDX化を進めるために、本研修で学んだことを生かしたい。
・働き方改革、先生の仕事をどのように改善していくか、そこにICTが大きく貢献すると以前から考えています。今回の講座は、まさにそのポイントを踏まえていると思います。今回の講座だけでなく、ICTの可能性を今後も学んでいきたいです。
・まずは、授業改善やよりよい学習指導の実現に向けて、自校の実態に合わせて実践できるようにしたい。研修主任として、本校の先生方に伝達し、学校全体で活用していけるとよいと感じた。校務運営についても、効率化を図るために役立つ方法を知ることができたので、活用していきたい。アイデア次第では、まだまだ活用を図れると思うので、自分で活用方法を探っていくとともに、校内全体でも情報の共有を図っていきたい。
【専門研修】「児童・生徒が音楽を好きになる!歌唱指導法講座」を実施しました
11月7日(木)に「児童・生徒が音楽を好きになる!歌唱指導法講座」を開催し、県内各地から19名(小学校9名、中学校7名、高等学校2名、特別支援1名)の先生方に受講いただきました。
昨年度に引き続き合唱指導者の田中安茂先生にご指導いただきました。今回も様々な演習を通して、歌唱や合唱を指導する上で重要なポイントを、論理的な面と心理的な面から丁寧にご指導いただきました。研修者が指揮者となり、田中先生から直接ご指導いただく場面も多く、非常に多くのことを学んだ研修となりました。
〈研修者の声〉
・生徒の意欲を高めるためのヒントを、様々な視点から学ぶことができました。目の前の生徒の状態を見て(聴いて)、音楽的な面と心(精神的な)の面から、どのような指導が有効か具体的な対応策を実践を通して学べました。
・歌が苦手なので思い切ってこの講座に参加しました。講義を通して、今まで出したことがない自分の声に驚くとともに、音楽の奥深さに触れられたことや歌う前に音楽は人と人をつなげるものなんだな、と自分と音楽の関わりについて考えることもできました。荒れ気味の我がクラス(小4)でも大人がつい夢中になった様々な声の出し方やリズム遊びに触れ、いつのまにか豊かな人間関係を築けていたぞ、が理想・目標になりました。
・「音楽の授業は安心感の上に成り立っている」ということを教えていただき、学級経営に合唱を位置付けていけるような教師になりたいと思った。今回の講義・演習は教師人生のターニングポイントになるような感動するものだった。
【専門研修】児童・生徒が自己の生き方を考えていく総合的な学習・探究の時間授業づくり講座について
以下の専門研修について、内容の一部を変更しました。
【小・中・高等学校総合的な学習・探究の時間講座】
◆児童・生徒が自己の生き方を考えていく総合的な学習・探究の時間授業づくり講座
詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 B37 )を確認してください。
【専門研修】 スマホ時代のいじめの理解と対応講座が実施されました
10月17日(木)「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」を開催しました。県内各地から、39名(小学校8名、中学校8名、高等学校23名)の先生方が受講されました。午前の講義・演習「いじめ対策推進法といじめの現状理解」では、法や法に基づいたいじめへの組織的対応の在り方、いじめの現状等について理解を深めました。午後は宮本国際法律事務所の弁護士 真下麻里子様にご講義いただきました。法の観点から「先生方は自分を尊重してよい」「抱えるボールを小さくするのが専門家」といったお話は研修者に強く印象に残った様子でした。また、いじめの予防授業、いじめが起きた後の聴き取り等、具体的にご教授いただきました。最後には研修者からの質問に真下先生が丁寧に回答される場面もありました。一日を通して、これまでのいじめにおける児童・生徒への指導・支援について振り返る先生方の様子が見られました。
〈研修者の声〉
・最新のいじめの事例について、いじめの理解、法の理解の視点から説明していただいたのが大変 よかった。文科省の研修動画は、小学生もスマホを持つ現代において今後このような事案が増えるのだろうという危機感を感じることができた。受容傾聴のロールプレイを行ったときは、今まで自分が児童にしてきたことを反省させられた。
・他者を尊重する上では自分を尊重することが重要となることを学んだ。また、教育のプロとして職責を明らかとすることが必要であり、その上でリスク管理を行いながら子供一人ひとりの安全を守っていくことの重要性について改めて考える機会となった。
・法律は「すべての個人を尊重すること」であり、「自分を尊重し、相手を尊重する視点」をもった教育が、生徒指導やいじめを予防する視点につながっているということが研修における一番の学びであった。
【県北地区】小・中学校初任者研修 地区別研修A(授業研修②)について
【県北地区】の以下の研修について、会場を決定し、日程・内容、留意事項の一部を変更・追加しました。
◆小・中学校初任者研修(地区別研修A 授業研修②)
詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K08 )を確認してください。
【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)
10月15日(火)に、教育センターにおいて「授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)」が開催され、県内各地から69名の先生方が受講されました。
「ICT機器の取扱い」や「授業における効果的な活用方法」についてでは、Googleアプリを使い,クラウド環境を校務や授業にいかしていくために,URLの共有を中心に演習を行いました。また、授業づくりに生かせる効果的なICT活用についての「ワークショップ」では,研修内容をもとに,授業でどのように活用することができそうか意見交換を行いました。担当教科の授業で具体的に考え,意見交換することを通して,ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。
<研修者の声>
・ICT機器を活用して情報共有することでリアルタイムに進捗状況を把握することができると感じた。また、情報活用能力は学習を進めるうえでの基礎になる。1人1台端末を所持していることから我々教員がまずはICT機器の効果的な活用方法を学ぶ必要がある。今回の研修で学んだことを授業で実践し、生徒の深い学びにつなげていきたい。
・ICT機器の利便性や有用性から、それらを活用した授業が必要であることはずっと言われており、その土台の情報活用能力の育成は教科を問わず皆が関わらなければならないことだと感じた。その中でも自分の教科でその礎を築かせることができれば、ほかの教科での学習にも活用でき、最終的に生徒のためになる。積極的に活用するだけでなく、活用の流れの構築なども含めて実行し、生徒の能力を3年間かけて育成できる人材になりたい。
・まず自分が楽しみながら受講できたように思う。本当に情報機器の扱いが苦手で、講義に遅れないようにと気を付けていたが、意外と理解しながら進められ、これなら授業で活用してみたいと思える場面が想定できた。実技メインの教科のためなかなか踏み込めないでいた分野なのですが、このURLの共有の仕方はすごく覚えやすく、教材と結びつけながら展開できそうだと思った。
【会津・南会津地区】地区別研修A(特別支援学校研修)について
【会津・南会津地区】の以下の研修について、日程・内容の一部を変更しました。
◆小・中学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(小・中)
◆新規採用学校栄養職員研修
(地区別研修A 特別支援学校研修)
詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K11 )を確認してください。
福島県教育研究発表会<二次案内>について
【いわき地区】地区別研修(社会奉仕等体験研修)について
【いわき地区】の以下の研修について、研修講座要項を掲載しました。
◆高等学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(高)
(地区別研修A 社会奉仕等体験研修)
◆公立学校実習助手初任者研修
(地区別研修 社会奉仕等体験研修)
詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K22 )を確認してください。
【専門研修】不登校の理解と対応講座が実施されました
9月25日(水)「不登校の理解と対応講座」を開催しました。県内各地から、56名(小学校14名、中学校15名、義務教育学校1名、高等学校21名、特別支援学校5名)の先生方が受講されました。福島大学 特任教授 安部郁子先生にご講義いただき、発達段階や子どもの環境を踏まえた不登校の理解と対応、児童生徒の自尊感情を高める「心の授業」についてご教授いただきました。また、最後には先生方からの質問に安部先生が丁寧に回答される場面もありました。これまでの不登校児童・生徒の支援について振り返るとともに、改善すべき点や新たに取り組んでみたい点を考える先生方の様子が見られました。
〈研修者の声〉
・演習では、高校の先生方とも意見を交換する事ができました。他の学校の先生方も不登校の生徒に対する対応で悩んでいる事を知ることができ、少し気持ちが楽になりました。また、不登校防止の方法や魅力ある学校について先生方と意見を出し合うことで、それぞれの学校で取り組んでいる取り組みについても知ることができました。
・心の授業の体験を通して実感を得ながら児童生徒にいかに自尊感情を抱かせ、居場所を作っていけるようにするのかを再度考え、自身の取り組みを見つめ直すことで視野を広げることができた。また、様々な事例や予防策について話をすることができ、具体性をもって考えを深める機会になった。これからの教育活動に生かしていけるよう学び続けていきたい。
・最後の質疑応答がとても有意義であった。保健室登校をしている生徒についてクラスの生徒への説明の仕方など、大変参考になった。また本校では毎年、「心の授業」を活用している。自己肯定感の低い生徒が多い中、自尊心が育まれ、高いまま継続する効果があるとお聞きし、より活用を続けたいと思った。