教育センターの今

【専門研修】 スマホ時代のいじめの理解と対応講座が実施されました

  10月17日(木)「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」を開催しました。県内各地から、39名(小学校8名、中学校8名、高等学校23名)の先生方が受講されました。午前の講義・演習「いじめ対策推進法といじめの現状理解」では、法や法に基づいたいじめへの組織的対応の在り方、いじめの現状等について理解を深めました。午後は宮本国際法律事務所の弁護士 真下麻里子様にご講義いただきました。法の観点から「先生方は自分を尊重してよい」「抱えるボールを小さくするのが専門家」といったお話は研修者に強く印象に残った様子でした。また、いじめの予防授業、いじめが起きた後の聴き取り等、具体的にご教授いただきました。最後には研修者からの質問に真下先生が丁寧に回答される場面もありました。一日を通して、これまでのいじめにおける児童・生徒への指導・支援について振り返る先生方の様子が見られました。

 

 

 

 

 

   

〈研修者の声〉

・最新のいじめの事例について、いじめの理解、法の理解の視点から説明していただいたのが大変 よかった。文科省の研修動画は、小学生もスマホを持つ現代において今後このような事案が増えるのだろうという危機感を感じることができた。受容傾聴のロールプレイを行ったときは、今まで自分が児童にしてきたことを反省させられた。

・他者を尊重する上では自分を尊重することが重要となることを学んだ。また、教育のプロとして職責を明らかとすることが必要であり、その上でリスク管理を行いながら子供一人ひとりの安全を守っていくことの重要性について改めて考える機会となった。

・法律は「すべての個人を尊重すること」であり、「自分を尊重し、相手を尊重する視点」をもった教育が、生徒指導やいじめを予防する視点につながっているということが研修における一番の学びであった。

 

 

【県北地区】小・中学校初任者研修 地区別研修A(授業研修②)について

【県北地区】の以下の研修について、会場を決定し、日程・内容、留意事項の一部を変更・追加しました。

◆小・中学校初任者研修(地区別研修A 授業研修②)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K08 )を確認してください。

【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)

 

10月15日(火)に、教育センターにおいて「授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)」が開催され、県内各地から69名の先生方が受講されました。
 「ICT機器の取扱い」や「授業における効果的な活用方法」についてでは、Googleアプリを使い,クラウド環境を校務や授業にいかしていくために,URLの共有を中心に演習を行いました。また、授業づくりに生かせる効果的なICT活用についての「ワークショップ」では,研修内容をもとに,授業でどのように活用することができそうか意見交換を行いました。担当教科の授業で具体的に考え,意見交換することを通して,ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。

 

 

 

 

 

 

<研修者の声>

・ICT機器を活用して情報共有することでリアルタイムに進捗状況を把握することができると感じた。また、情報活用能力は学習を進めるうえでの基礎になる。1人1台端末を所持していることから我々教員がまずはICT機器の効果的な活用方法を学ぶ必要がある。今回の研修で学んだことを授業で実践し、生徒の深い学びにつなげていきたい。

・ICT機器の利便性や有用性から、それらを活用した授業が必要であることはずっと言われており、その土台の情報活用能力の育成は教科を問わず皆が関わらなければならないことだと感じた。その中でも自分の教科でその礎を築かせることができれば、ほかの教科での学習にも活用でき、最終的に生徒のためになる。積極的に活用するだけでなく、活用の流れの構築なども含めて実行し、生徒の能力を3年間かけて育成できる人材になりたい。

・まず自分が楽しみながら受講できたように思う。本当に情報機器の扱いが苦手で、講義に遅れないようにと気を付けていたが、意外と理解しながら進められ、これなら授業で活用してみたいと思える場面が想定できた。実技メインの教科のためなかなか踏み込めないでいた分野なのですが、このURLの共有の仕方はすごく覚えやすく、教材と結びつけながら展開できそうだと思った。

 

【会津・南会津地区】地区別研修A(特別支援学校研修)について

【会津・南会津地区】の以下の研修について、日程・内容の一部を変更しました。

◆小・中学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(小・中)
◆新規採用学校栄養職員研修

(地区別研修A 特別支援学校研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K11 )を確認してください。

【いわき地区】地区別研修(社会奉仕等体験研修)について

【いわき地区】の以下の研修について、研修講座要項を掲載しました。

◆高等学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(高)
(地区別研修A 社会奉仕等体験研修)
◆公立学校実習助手初任者研修
(地区別研修 社会奉仕等体験研修)

 

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K22 )を確認してください。

【専門研修】不登校の理解と対応講座が実施されました

 9月25日(水)「不登校の理解と対応講座」を開催しました。県内各地から、56名(小学校14名、中学校15名、義務教育学校1名、高等学校21名、特別支援学校5名)の先生方が受講されました。福島大学 特任教授 安部郁子先生にご講義いただき、発達段階や子どもの環境を踏まえた不登校の理解と対応、児童生徒の自尊感情を高める「心の授業」についてご教授いただきました。また、最後には先生方からの質問に安部先生が丁寧に回答される場面もありました。これまでの不登校児童・生徒の支援について振り返るとともに、改善すべき点や新たに取り組んでみたい点を考える先生方の様子が見られました。

〈研修者の声〉

・演習では、高校の先生方とも意見を交換する事ができました。他の学校の先生方も不登校の生徒に対する対応で悩んでいる事を知ることができ、少し気持ちが楽になりました。また、不登校防止の方法や魅力ある学校について先生方と意見を出し合うことで、それぞれの学校で取り組んでいる取り組みについても知ることができました。

・心の授業の体験を通して実感を得ながら児童生徒にいかに自尊感情を抱かせ、居場所を作っていけるようにするのかを再度考え、自身の取り組みを見つめ直すことで視野を広げることができた。また、様々な事例や予防策について話をすることができ、具体性をもって考えを深める機会になった。これからの教育活動に生かしていけるよう学び続けていきたい。

・最後の質疑応答がとても有意義であった。保健室登校をしている生徒についてクラスの生徒への説明の仕方など、大変参考になった。また本校では毎年、「心の授業」を活用している。自己肯定感の低い生徒が多い中、自尊心が育まれ、高いまま継続する効果があるとお聞きし、より活用を続けたいと思った。

 

 

 

【専門研修】校務処理に役立つ表計算活用講座が実施されました

9月30日(月)に「校務に役立つ表計算活用講座」が開催され、県内から54名の先生方が、受講されました。今年度は、初級・中級・上級のコースを受講者が選択し、それぞれのペースで講義・演習が行われました。初級・中級ではExcelを中心とした関数やグラフの作成、グループ集計等について、上級では、VBAについて演習を行いました。

<受講者の声>

〇日頃から「これができたらいいのにな」と思っていたことが、関数を使うとできてしまい、そしてこれからは活用できるようになることを大変うれしく思う。特に成績処理、通知表関係、指導要録、個別懇談での資料など、活用できる場面が増え、校務の効率化に役立てることができそうである。

〇Googleフォームを使ったアンケートの集計方法や関数を活用した集計方法等、今後の校務に役立てていけるようなことをたくさん学ぶことができた。仕事に追われ、じっくりExcelに向き合って学ぶ時間がなかったので、とても有意義な研修となった。

〇今まで使用していなかった関数について使用方法を知ることができ、より良い表の作成ができるようになると感じた。また、フラッシュフィルなどの機能により、手作業で時間をかけて行っていたものを簡単に行うことができた。Excel の機能を活用して校務を短時間で終えられるように工夫していきたい。

【県北地区】地区別研修A(特別支援学校研修)について

【県北地区】の以下の研修について、日程・内容の一部を変更しました。

◆小・中学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(小・中)
◆新規採用学校栄養職員研修

(地区別研修A 特別支援学校研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K11 )を確認してください。

【相双地区】地区別研修A(特別支援学校研修)について

【相双地区】の以下の研修について、準備物・留意事項の一部を変更しました。

◆小・中学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(小・中)
◆新規採用学校栄養職員研修

(地区別研修A 特別支援学校研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K11 )を確認してください。

【専門研修】体験的に学ぶ人間関係づくり講座が実施されました

9月9日(月)「体験的に学ぶ人間関係づくり講座」が開催され、県内各地から、33名(小学校12名、中学校6名、義務教育学校2名、高等学校13名)の先生方が受講されました。午前は、「校種共通編」として、午後は小・中学校と高校に分かれての講義・演習を行いました。発達支持的生徒指導の視点から、構成的グループエンカウンターやプロジェクトアドベンチャー等の活動を体験的に学びました。実際に体験して感じたことや気付いたことについて対話を通して共有し、学びを深める先生方の様子が見られました。 
 
 
〈研修者の声〉

・生徒指導提要の改訂にもあるように、予防教育は重要であると考えています。その中で人間関係をつくるため、スキルを身につけるための手立てを日々考えながら子どもたちと関わっておりました。そのような中で、構成的グループエンカウンターやスリンプル・プログラムなど、演習を通して学ぶことができ、自身の授業などでも活用していけそうです。ありがとうございました。

・信頼関係を築く上では、相手への思いやりの行動が重要であることをトラストウォークを体験することで実感した。たとえ失敗しても仲間と作戦をたて挑戦し成功に導くプロジェクトアドベンチャーを通し、「なぜできないか」ではなく「どうしたらできるか」を考えることの大切さを体験した。活動の中では、相手の素晴らしさを認めたり、集団の中での自分自身の役割を考えることもできた。勝ち負けに拘っていては見えないものが見えた。

・心のSOSへの対処については大変勉強になった。今日実際にロールプレイングをした「心の苦しさを打ち明けられた時」のやり方について、生徒に寄り添った話し方がいかに重要であるかを体験し勉強になりました。実際の教育現場で気を付けて発言したい。

【県中・県南地区】地区別研修(一般研修Ⅱ)について

【県中・県南地区】の以下の研修について、会場を決定しました。

◆高等学校初任者研修(地区別研修A 一般研修Ⅱ)

◆新規採用養護教諭研修(高)(地区別研修A 一般研修Ⅱ)

◆公立学校実習助手初任者研修(地区別研修 一般研修Ⅱ)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K19 )を確認してください。

「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」における講座聴講の実施について

当センターでは教職員の資質や指導力の向上を図るため、「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」において下記の通り講座聴講を実施することとしました。

●日時と内容

 2024年10月17日(木) 13:00~15:45

講義・演習 「いじめ対応と未然防止」   講師  宮本国際法律事務所 弁護士 真下 麻里子 様

●場所

福島県教育センター 1棟5階 講堂

● 募集人数
 10名  ※ 希望人数によっては、調整する場合もあります。

●申込方法
研修受講履歴記録システム及び教員研修プラットフォーム(Plant)による
   ※ 学校管理職は、所属教職員の聴講申込について承認または否決の操作をお願いします。なお、市町村教育委員会の承認操作は不要です。
   ※ 締切は10月7日(月) 17:00とします。

 

その他詳細につきましては資料をご覧ください。

【専門研修】社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座を実施しました

8月26日(月)福島県教育センターを会場に専門研修「社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座」を開催し、県内の中学校・高等学校・特別支援学校の先生方16名が受講されました。筑波大学の唐木清志先生をお招きして「社会に参画する力を育成する学習指導の在り方」と題した講義と「社会に参画する意識を高める授業づくり」をテーマとした協議・演習を通して、授業力の向上を目指した研修を行いました。

  

<研修者の声>
〇社会に参加する力を養うとはどういうことか、どのような実践があるのか、などを学ぶことができました。具体的には4つの観点やシビックプライドなど、授業をつくる上で大事な視点を学ぶことができました。生徒の社会参画に対して社会科の授業の役割はかなり大きいことを再認識したので、使命感を持って授業づくりに励んでいきたいです。
〇特別支援学校で担任をしている生徒に置き換えて話を聞かせていただきました。知的障がいを有する生徒たちにとっての「社会参画」とは何かを考えさせていただきました。特に「当事者意識」をどうもたせることができるか、課題解決的な学習にどう取り組むか、単元構想の段階でしっかりと題材や発問の精選を行いながら実践をしていきたいと思います。
〇同じ班の先生方とお互いに作成した学習指導案を読み込み、意見を出し合うことができた。1人の学習指導案を選んで改善していく際に、午前中に学んだことを十分に生かすことができた。自分が作成した学習指導案を自ら改善していくことは、自分のスキルアップとしてよいが、他者が作成した学習指導案を複数で見つめて改善していく活動は、より良い学びの機会となった。

【専門研修】小学校プログラミング教育を取り入れた授業づくり講座

 8月28日(水)に、教育センターにおいて、「小学校プログラミング教育を取り入れた授業づくり講座」が開催され、県内から5名の先生方が受講されました。

 小学校におけるプログラミング教育の概要や学習活動についての講義、プログラミングソフトの基本的な操作についての演習、高等学校「情報Ⅰ」の情報提供、理科におけるプログラミング学習を取り入れた教材などの紹介を行いました。

 また、具体的な学習活動の演習として、算数科・総合的な学習の時間におけるプログラミング学習を取り入れた授業について実際に先生方に体験していただきました。特に、プログラミングでロボットを動かす体験は、授業にどのように取り入れていくことができるかについて、子どもたちの目線で考えながら研修に臨まれていました。意図した動きとなるように何度もトライ&エラーを繰り返しながら取り組む先生方の姿がとても印象に残りました。

 

 

 

 

 

(研修者の声) 

・実際に、プログラミング体験を通して、頭の中でイメージしていたプログラムを『ロボットを動かす』ことで、より自分がやりたかった動きをしているか確認するのに良いと感じた。子どもたちにどんな目的をもって取り組ませたいかを大切にしていきたい。
・今までは、ICT支援員の方にscratchやレゴマインドストームを活用したプログラミングの授業を担当していただいていて、自分自身よくわかっていなかったが、実際に操作したり教えてもらったりしたことで、理解を深めることができた。
・今後の小学校教育において、プログラミング教育は重要な位置付けになってくるのだと感じた。授業者がプログラミング的思考を意識しているどうかで、成果も変わってくるのだと思った。

  

【専門研修】 学校教育相談基本講座が実施されました

 8月2日(金)「学校教育相談基本講座」が開催され、県内各地から、54名(小学校16名、中学校9名、高等学校28名、特別支援学校1名)の先生方が受講されました。午前の部では、教育相談の意義や相談面接について、研修者同士の対話や演習を通して学びました。午後の部では、会津大学教授の苅間澤勇人先生にご講義いただき、Q-Uを基にした児童生徒個々の理解と学級集団の理解の仕方について学び、実態に応じた支援策等について真剣に考える様子が見られました。

〈研修者の声〉
〇自分が行ってきた教育相談を振り返ると、「課題予防的教育相談:課題早期発見対応」や「困難課題対応的教育相談」の方が多かったので、児童の自己指導能力を育成し、自己実現につながるようにする観点からも、「課題未然防止教育」や「発達支持的教育相談」の割合をより増やしていこうと再認識しました。また、教育相談の時だけでなく、普段から共感的・受容的な態度で接していくことで、児童と信頼関係を築いていくことの重要性も感じました。

〇実際の演習を通して、「児童とどのように向き合っていけばよいのか」や「児童が心を開いて話してくれるためにどのような手立てが必要になるのか」について班の先生方や自分自身で考えることができた。また、ホワイトボードを活用した班の意見交流では、多くの先生方が色々な相談を受けたり、多くの悩みを抱えていることを知ることができた。2学期からの指導に活かせる部分が多くあった充実した研修であった。

〇児童生徒理解と学級集団理解について、理論的に学ぶことができました。普段現場でクラス経営や教育相談に取り組む中で疑問に思ったり不安に思ったりすることをQ-Uがデータとして示してくれることがわかり、今後は活用していきたいと思います。講義の中で特に印象に残ったのは学級集団の型です。どのような集団の育成方法があるかについては、高校籍でこれまで深く追求したことがなかったので、大変勉強になりました。

〇Q-Uの検査項目である、①やる気②いごこち③日常の行動について、一人一人の結果をもとに援助の仕方を見極めることの必要性を感じた。認知・行動・感情のどの部分からアプローチするかは発達段階や子どもの抱える問題によっても異なってくる。適切な援助をするためにも、教師として、日頃から児童とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築いていくということが大切であると改めて感じた。

【県南地区】地区別研修A(授業研修②、へき地校研修)について

【県南地区】の以下の研修について、準備物等を追加しました。

◆小・中学校初任者研修(地区別研修A 授業研修②)  K08

◆小・中学校初任者研修(地区別研修A へき地校研修) K09

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K08 K09 )を確認してください。

【専門研修】「言葉による見方・考え方」を働かせ、深い学びを実現する中学校国語講座を実施しました

8月5日(月)に、専門研修「『言葉による見方・考え方』を働かせ、深い学びを実現する中学校国語講座」が開催され、県内各地から多くの先生方が受講されました。講座では、教科書教材の教材研究及び単元構想を通して「言葉による見方・考え方」を働かせた深い学びのある国語科授業づくりを考えました。また、協議や授業構想演習では、先生方が「言葉」にこだわる授業の充実に向けて熱心に議論を重ねる姿も多く見られました。

    

【受講者の声】

〇国語教育のあり方として、今後どのように進めていくべきかを確認することができた研修であった。まだまだ教材の読み込みが浅く、生徒の活動まで落としきれない部分があったので、普段から、意識的に言葉に注目しながら教材を私自身がつかんでいくことを大切にしたい。また、他の先生方との話し合いの中で、自分の中にない視点で授業をされてきた話もうかがうことができた。

〇今まで言葉にこだわることが大切だとは理解しつつも、内容を教えることが多かったと過去を振り返る良いきっかけとなった。日常生活は勿論、どの授業でも言葉を扱う中で、より一層言葉に着目させ、「考える方法」を獲得させ、言葉への自覚(感度)を高める必要性を改めて感じた。

〇今回の研修において、「言葉による見方・考え方」を働かせる授業作りの基本について具体例を交えながら丁寧に確認してくださり、さらに協議や演習を通して少しでも学びを生かしながら実践練習をすることができ大変有意義だと感じました。また、協議や演習を通して、探究的な学びの推進における教員の熱意や行動、実践が子どもたちの取り組みや意欲に大きな影響を与えると感じました。実際に、対話を通じて先生方の素晴らしい経験や熱意から新たなアイディアや刺激をいただくことができ、改めて対話の重要性を感じることができました。

【専門研修】子どもたちが支え合い、高め合う学級をつくる学級活動講座を実施しました

7月24日(水)に、専門研修「子どもたちが支え合い、高め合う学級をつくる学級活動講座」が開催され、県内各地から多くの先生方が受講されました。
講座では、受講者同士の実践を基にした協議や演習、教育実践アドバイザーの清水弘美先生による講義などを通して、先生方が特別活動指導の充実に向けて熱心に取り組む様子が多く見られました。

    

【受講者の声】

〇特活を実践していくことでこんなにすてきなことができるんだと希望をもらいました。特活を充実させたいと思っていて、それなりにやってみてはいますが、今回の研修で分かっていなかった部分が多かったので、そういうのを分かってやるのとただやるのではだいぶ違うのではないかと思いました。もう一度、目的をよくとらえ直し、子どもたちへの対応の仕方を考え直し、計画を立て直していきたいと思いました。

〇学級経営において「学級活動」の重要性をあらためて認識した。生徒の居場所としての学級であるために,生徒自身が感じていることや考えていることを大切にして活動したり実践できたりする場であることを保障しなければならない。そのしかけをいかに作れるか,「願ってねらって育てる」という視点を大切にしていきたい。現在勤務している中学校,担当学年の実態を踏まえて,効果的に特別活動を実施する方法はないか考えるよい機会となった。

〇特活は全ての教育活動の土台となるものと改めて感じることができました。今回、講座全体を通してたくさんの気付きがありましたが、中でも一番強く感じたのは、自分は実践の振り返りが不十分だったのではないかということです。今回の学びを先生方にも伝え、学校全体で取り組んでいきたいと思います。