教育センターの今

【専門研修】「『言葉による見方・考え方』を働かせ、深い学びを実現する小学校国語講座」を実施しました

9月4日(月)に、専門研修「『言葉による見方・考え方』を働かせ、深い学びを実現する小学校国語講座」が開催され、県内各地から多くの先生方が受講されました。講座では、教科書教材の教材研究及び単元構想を通して「言葉による見方・考え方」を働かせた深い学びのある国語科授業づくりを考えました。また、協議や授業構想演習では、先生方が「言葉」にこだわる授業の充実に向けて熱心に議論を重ねる姿も多く見られました。

  

<研修者の声>
〇教材研究を行う中で、言葉に注目し、何故この表現なのか、どの言葉からそう考えたのかという視点で授業づくりをしていくことの大切さに改めて気づきました。
〇授業において内容だけを教えるのではなく、より言葉に着目した授業づくりが重要であることがわかり、改めて教師の教材研究の深さが学びの深さにつながることを感じた。言葉による見方・考え方を働かせる国語科授業を意識し、明日からの指導に生かしていきたい。
〇今後、校内研修や学年でも、他の先生方と一緒に教材分析をしたり発問や言語活動を考えたりすることで、単元の途中でぶれることなく学習を進めることができると感じた。ぜひ、学校でも他の先生と単元構想をする時間を取っていきたい。
〇様々な言語活動を通して、自分の思いや考えを広げ深めていけるような学習活動に取り組ませるために、教材研究・単元構想が大切であることを改めて実感した。国語科の様々な学習活動を通して、子どもたちが言葉にこだわり、自分の思いをよりよく表現することができるよう、日々の授業を大切にしていきたい。

【専門研修】社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座を実施しました

 9月4日(月)教育センターを会場に専門研修「社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座」が開催され、県内の先生方12名が受講されました。筑波大学教授唐木清志先生をお招きしての講義と授業づくりの協議・演習を通して、社会に参画する力の育成を目指す授業の在り方について深めることができました。

  

<研修者の声>

〇唐木先生の講義を通して、「参画」と「参加」の言葉の定義など、これまで捉え直しをしてこなかった知識を再確認できました。また、4つの視点から現在自分の行なっている総合的な学習での地域探究学習や社会科の探究学習を見つめ直しやブラッシュアップすることができそうです。具体的に、熱気球ゲームや模擬裁判など、明日から使える実践を学ぶことができ、大変有意義な時間でした。
〇午前中の講義を受けた後での指導案作成ということで、前時で学んだ知識を実際に活用する機会が得られた。他校の先生と協議しながら授業をつくることなどなかなかない機会だったので、非常に面白かったです。考えも深められました。
〇社会科の意義は「公民としての資質・能力」を養うことであり、社会に参画する力を育成するためには、4つの視点が大切であった。自分事として問題を捉えること、三角ロジックを用いて論理的に価値判断を導き出す事の大切さ、論理的に整理された意見を基にしたディベート等の場の設定、請願のように社会に自分たちの意見を提案・参加していく動き、それらが大切であるということをご指導いただきました。

【県中・県南地区】高等学校初任者研修等 地区別研修 一般研修Ⅱについて

以下の研修について会場が決定し、研修講座要項を掲載しました。

【県中・県南地区】

高等学校初任者研修

新規採用養護教諭研修(高)(地区別研修A 一般研修Ⅱ)

公立学校実習助手初任者研修(地区別研修 一般研修Ⅱ)

 

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K19【県中・県南地区】)を確認してください。

【県南地区】小・中学校初任者研修および新規採用養護教諭研修(小・中) 地区別研修Aについて

以下の研修について会場が決定し、研修講座要項を掲載しました。

【県南地区】

 小・中学校初任者研修 地区別研修A 授業研修②

 小・中学校初任者研修 地区別研修A へき地校研修

 新規採用養護教諭研修(小・中)地区別研修A 学校訪問研修②

 

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K08 K09 K26【県南地区】)を確認してください。

専門研修【高等学校数学講座】観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座を実施しました

 8月28日(月)に教育センターにて、「観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座」が開催され、県内各地から16名(中学校1名、高等学校13名、特別支援学校2名)の先生方が受講されました。
 東京学芸大学大学院教育学研究科の成田慎之介先生をお招きし、講義・演習「主体的に学習に取り組む態度を見取る授業の在り方」において、生徒の主体的に学習に取り組む具体的な姿と、それを意図的に引き出すための生徒が考えたくなる授業や生徒の問いで構成される授業について、先生方と一緒に考えました。

  

《研修者の声》
〇主体的に学習に取り組む態度は、すぐに身につくものではなく育成するものであることを再認識しました。教師が都合よく教えるのではなく、生徒から疑問や気づきを引き出し、学びにつなげるようにデザインしていきたいです。
〇教師が数学的な概念や技能をわかりやすく教えるといった、これまで行ってきた画一的な授業の実践から脱却し、生徒自身に考えさせ、気づかせるような授業を構想していくことが求められていると感じました。
〇今後の授業を組み立てていく際に、見取る姿を明確にし、生徒のその姿を引き出す工夫を意識し、授業できちんと取り上げ価値づけすることで、生徒が主体的に取り組む良さがわかるように常に意識していきたいと思いました。今後の授業を考えていくことがとても楽しみになりました。