教育センターの今

【専門研修】1人1台端末を活用した保健体育の授業づくり講座

 11月10日(金)に、「1人1台端末を活用した保健体育の授業づくり講座」が開催され、保健体育におけるICT活用について、活用の意図や活用場面について協議を行いました。また、3名の講師の先生をお招きし、効果的なICT活用について講話ならびに演習を行いました。演習は、単元テストの作成や前時の振り返りに活用できるものであり、参加された先生方の興味関心が高まる内容となりました。

    

〈研修者の声〉

・生徒のための視点を自分自身の視点、今後の教育の変化という点からもまず自らが実践し、情報発信する立場になっていけるようにしたいと感じた。

・本研修講座を通して、今ある環境でも実践できることがたくさんあると思いました。自校に帰ったら、絶対に伝達して校内のICT活用率を上げていきたいと思います。

・一度やってみると苦手意識が消えていくような気がしました。実践しなければ改善点も見えてこないので、ここで触れた内容を、体育・保健・学校行事で生かしていきたい。

【専門研修】 学校が変わる!解決志向で取り組む教育相談実践講座

 11月13日(月)「学校が変わる!解決志向で取り組む教育相談実践講座」を開催しました。県内各地から、20名(小学校6名、中学校3名、高等学校9名、特別支援学校2名)の先生方に受講いただきました。
 受講された先生方は、午前は「学校教育相談活動の在り方」「解決志向アプローチ」について理解を深めました。午後は、ホワイトボードを用いた30分で行うケース会議の演習を行いました。解決志向アプローチを基にして具体的な支援策を決定することができました。

〈研修者の声〉

・生徒指導提要が改訂され、教育相談と生徒指導は共通のゴールを目指し、児童生徒の自己指導能力を獲得するための支援の両輪であることを改めて確認できました。また、過去に行われてきた生徒指導ではなく、支える生徒指導が大切であり、チームで取り組んでいく必要があることを確認できました。

・解決志向アプローチにおける「リソース探し(例外探し・短所を長所へ等)」では、私自身教師側の意識を変えていくことの重要性を再確認できました。これまでの経験や自分だけの価値観、こうあるべきだといった教師像や指導観など、リフレーミングすることと大きく関わっていることに気づき、常に意識して職務を務めるようにしたいです。

・小さな変化は大きな変化を生み出すという視点が印象的でした。教員間での話し合いでは、問題とされるものへの最短の解決策を考えようとしてしまうことが多いように思います。大きな変化を最初から求めるのではなく、小さな変化を大切に捉えながら、児童が持っているリソースを一緒に見つけ、児童自身が自分のことに気づき、歩んでいけるような支援を心掛けていきたいです。

・ケース会議というとハードルが高いように感じていた上、普段の会議では情報の共有に終わってしまっていた現状があります。ホワイトボードを用いたケース会議は30分という時間で効率的に事例を検討することができました。学校現場に取り入れやすい実践だと感じました。


・解決志向を用いたケース会議を実際にやってみて、限られた時間内で、目標を明確化してやるケース会議は大変有意義であると感じました。また、解決志向での話し合いであること、ブレーンストーミングであること、責めないことなどの条件により、意見が出しやすく、建設的な会になることを学びました。

・ホワイトボードを用いたケース会議の実践は、とても有意義でした。30分という時間が、あっという間で、しかし内容の濃い議論ができると感じました。自分の学校の実態に合わせて工夫して、実践できたらと思います。

【音楽専門研修】「児童・生徒が音楽を好きになる!歌唱指導法講座」

 11月8日(水)に開催しました。県内各地から16名(小学校7名、中学校4名、高等学校4名、特別支援1名)の先生方に受講いただきました。
 合唱指導者の田中安茂先生による講義では、実際に研修者が生徒役となり、様々な演習を通して歌唱や合唱を指導する上で重要なポイントを、論理的な側面と心理的な側面から丁寧にご指導いただきました。実際に田中先生の指揮によりご指導いただいたり、また研修者が指揮者となってみたり、非常に多くのことを学んだ研修となりました。 

        

〈研修者の声〉

・演習を通して、「できる喜び」「分かち合う喜び」を感じることができた。ウォーミングアップでは、楽しみながら、いつの間にかできるようになっていた。そして、どうしてできるようになるのかについて詳しく説明していただき、体のしくみから理解することができた。また、歌の指導と共に、子どもたち同士をつなぐための教師の働きかけについても紹介していただき、学級経営に生かすことができると感じた。すぐに実践したい。

・音楽室に入ってきた瞬間から生徒をわくわくさせるための仕掛けや、歌唱指導に活かすための声帯機構など、初めて知ることが多く、今すぐにでも生徒に伝えたい内容ばかりだった。また、何より今回受講された先生方と温かい雰囲気で音楽を楽しむ気持ちや合わせる喜びを感じ取れたことが嬉しく、生徒たちにも音楽の授業でこのような感情を感じてもらえるような授業ができるようになりたいと感じた。

【音楽専門研修】「思考力・判断力・表現力を育む器楽指導法講座(ギター編)

 10月19日(木)に開催しました。県内各地から12名(中学校5名、高等学校5名、特別支援2名)の先生方に受講いただきました。
 福島市出身のギタリスト井上仁一郎先生による講義では、弦の張替えやギターの構え方、基本的な奏法等、演習を通して丁寧にご指導いただきました。また、特殊奏法については実演を披露いただき、ギターの奥深さや表現の幅広さを実感することができました。

 

〈研修者の声〉

・あれほど間近で演奏家の演奏を聴く機会をつくってくださって、本当にありがとうございます。また、様々な奏法を教えていただき、試した後の鑑賞だったので演奏技術のすばらしさ、表現の幅広さに魅了されました。

・今日ご指導いただいたことをもとに、自分でもギターを練習してみて、外部講師だけではなく自分でもギターの授業ができるとよいと思いました。音階の弾き方やコードなど、講義でポイントをいくつも教えていただいたので、それを参考に授業を考えてみたいと思います。初心者でもポイントを押さえれば、できる部分は沢山あることが分かったので、生徒にあった説明の仕方や教材を工夫することで、ギターに触ったことがない生徒でも、ギターを弾く喜びを味わえるように、授業を考えてみたいと思います。

【専門研修】校務処理に生かす表計算活用講座

 10月24日(火)「校務処理に生かす表計算活用講座」が開催され、県内各地から、30名(小学校6名、中学校9名、高等学校10名、特別支援学校5名)の先生方が受講されました。演習を通して成績処理に生かせる関数やグラフ作成など、表計算ソフトウエアの様々な機能について学びました。また、午後からは2グループに分かれ、ピボットテーブルを用いたデータの集計方法や、VBAを用いて業務を効率化するための方法について学びました。

 

<研修者の声>

・これから、教育計画や教育アンケートなどの作成に入っていくので、今日研修で学んだことを1つでも生かしたい。また、教えていただいたショートカットキーの中には、今日初めて知って便利だと感じたことがあったので、学校に帰って他の先生方にも教えたいと思う。

・表計算ソフトウエアを活用することで業務の効率化が可能になることが分かった。現状ではパソコンに詳しい先生方に頼りがちだが、自分にできるところからチャレンジしていきたいと考えている。

・生徒との個人面談や、各種アンケートの集約や分析など、今回の研修で学んだことを実践できる機会は本当にたくさんあると感じた。今日教えていただい表計算の基礎基本をスタートにして、自分なりにアレンジを加えながら活用できる機会や幅を大きくしていきたい。

 

【専門研修】 スマホ時代のいじめの理解と対応講座

 10月16日(月)「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」を開催しました。県内各地から、38名(小学校7名、中学校13名、高等学校13名、特別支援学校5名)の先生方に受講いただきました。
 受講された先生方は、いじめ防止対策推進法やネットいじめの現状について理解を深めたり、いじめの未然防止について演習を交えながら体験的に学んだりしました。また、これまでのいじめの指導・支援について振り返り、改善すべき点や新たに取り組んでみたい点を明らかにすることができました。

 

〈研修者の声〉
・いじめ対策を改めて確認する事で、いじめ0よりいじめ見逃し0を目指し、生徒指導主事として各学年との連携を密にして速やかな対応をしていきたいと思いました。事例を参考に演習できた事で何事か起こった時に活かして行きたいと思いました。法をしっかりと理解して取り組んでいく事で「いじめ」というデリケートな面などにも自信を持って対応することができるようになったと思っています。

・いじめについて、された生徒もした経験がある生徒も9割という話がとても腑に落ちました。我が校でも毎日何かが起きていて悩む事も多かったのですが、500人を超える生徒が同じ空間で生活していれば、起きて当たり前なのだ、それを未然に防ぐプロアクティブな生徒指導とリアクティブな生徒指導のバランスを図りながら、チームで解決していく事が大切であるという事を改めて見直す事ができました。

・いじめが起きやすい時期が調査結果からも出ているため、その時期に合わせてアンケートを実施したり、やり方を工夫することで早期発見に繋がると思いました。LINEのやり取り1つとっても、実際に生徒に考えさせることで、自分事として考える、振り返る機会になると思います。忙しい学校生活の中で、どこで時間を取るかが課題ですが、教育計画の中に盛り込んで未然防止の敎育をやっていく必要があると思いました。

・いじめの未然防止のためには傍観者へのアプローチが大切であることが理解できました。傍観者が何らかの働きかけをすることで数秒以内に50%を超えるいじめが止んだというデータは、いじめの多くは教員がいない場で起こることを考えると非常に注目すべき点であると感じました。また、傍観者の生徒に仲裁や教師への通告を求めてしまいがちですが、ハードルが少し低めのシェルターやスイッチャーの役割も有効であることを知ることができました。


 

 

【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(義務系)

 11月6日(月)に、教育センターにおいて「授業力向上のためのICT活用実践講座(義務系)」が開催され、県内各地から32名(小学校11名、中学校21名)の先生方が受講されました。

 ICT機器や授業に役立つアプリの基本的な操作について、実際にタブレット端末とプロジェクターを使用して演習を行いました。自治体によってICT機器の環境は様々ですが、今ある環境の中で、できることを考えながら研修に臨まれていました。

 授業づくりに生かせる効果的なICT活用では、ワークショップ形式で意見交換、授業構想案の作成を通して、ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。そして、授業のめあてを達成するための効果的なICTの活用の視点で授業をデザインすることができました。

<研修者の声>

・福島県のICT活用率の低さに驚いた。使うことがすべてではないが、ICTは授業のみならず生活に欠かせないものになっていくと考えられるため、学校活動の中で使い方を身につける機会を確実に設定することが大切だと感じた。

・校種は同じであっても、教科やICT環境によって、使い方、使うソフト等が様々で、興味深いアプリの情報や新たな使い方を知ることができた。また、物的な体制整備を進めることが本県の課題であると感じた。ICTの特性・強みを観点に沿って整理することで、ICT活用の用途がより思いつきやすくなったと感じる。

 ・教師と生徒がつながるためには、生徒と生徒がつながるためには、教師と家庭とつながるためにはについて真剣に考えることができた。授業でどのようにICTを役立てていくかについても意識して指導案を書くことができた。

【専門研修】授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)

 10月31日(火)に、教育センターにおいて「授業力向上のためのICT活用実践講座(県立系)」が開催され、県内各地から30名の先生方が受講されました。
 ICT機器の取扱いや授業における効果的な活用方法について、実際にタブレット端末やプロジェクタ等を使用して演習を行いました。また、授業づくりに生かせる効果的なICT活用についてワークショップ形式で意見交換を行いました。実際に授業構想案を作成し、ICTの効果的な活用場面や留意点を共有することができました。

<研修者の声>

・教育の情報化について、各教科ごとに進めるのではなく、学校全体で進めていかなければならないことを改めて認識できた。また、教科横断的に進めることで、生徒にとってもより効果的になればと考える。授業でもICTを使うことはできているが、協働学習まで発展できていない部分があるので、改善していきたい。

・他校のICT活用についての実践例や、課題について情報を共有でき、参考になった。個別最適な学びのツールとしての利用や、学びを進める上で自身の特性などにより困難を抱えている生徒が、困難を補うツールとしてもICTは利用できるのではないかと感じた。

・授業力を向上させていく上でICTをどのように取り入れていくのが効果的なのか改めて考えることができた。現在のICT授業は一斉授業や個別学習の利用が主であると感じた。今回の研修で学んだ協働学習について今後チャットなど工夫しながら取り組んでいきたいと思う。

専門研修【高等学校数学講座】新課程に対応した高等学校数学科統計授業づくり講座を実施しました

 10月2日(月)に教育センターにて、「新課程に対応した高等学校数学科統計授業づくり講座」が開催され、県内各地から12名(高等学校10名、特別支援学校2名)の先生方が受講されました。
茨城大学教育学研究科の小口祐一先生をお招きし、講義・演習「統計教育における問題解決や意思決定について」において、SSDSEやGeoGebra、CODAPなどを活用したデータの収集や分析、シミュレーションに基づく推論・意思決定についての実践的な統計授業づくりを、先生方と一緒に考えました。

    

<研修者の声>
〇 小口先生に具体的なソフトの操作方法をご指導いただき、授業実践がイメージしやすい演習時間となりました。データカードを用いたり、実際にICT教材を使用したりしながら、探究的活動となるような実践をしていきたいです。
〇 本日の研修でたくさんのアイデアをいただけたので、自分なりの工夫や生徒の実態を踏まえ、これまでの授業をしっかり改善し実践したいです。また、様々なICTツールをご紹介いただいたわけですが、生徒がこれから生きていく社会は情報機器と切り離すことはできないため、操作についても時間を割いて、生徒とともに努力を続けたいです。
〇 CODAPなど統計の授業で活用できるものを紹介いただいたので、今後の授業に活かす方法を模索していきたいです。CODAPなどについては生徒が視覚的にも理解しやすいものになっていると思うので、積極的に活用していきたいです。

【専門研修】 不登校の理解と対応講座

 9月27日(水)「不登校の理解と対応講座」を開催しました。県内各地から、49名(小学校10名、中学校15名、高等学校17名、特別支援学校7名)の先生方に受講いただきました。福島大学 特任教授 安部郁子先生にご講義いただき、発達段階や子どもの環境を踏まえた不登校の理解と対応について、具体例を交えながらご教授いただきました。これまでの不登校児童・生徒の支援について振り返り、改善すべき点や新たに取り組んでみたい点を明らかにすることができました。

〈研修者の声〉
・不登校の生徒に対する指導援助の在り方について、今まで考えていた固定観念が覆されるような体験でした。グループワークで得た様々なアイディアも即実践できるようなものがあり、大変有意義な研修となりました。

・今まで不登校の対応として自分がやってみたことは、うまくいかないことが多かったが、過干渉になっていたのだろうと思いました。次に対応すべきケースがあれば、ほかの方法を試してみたいと思いました。理論や実験結果とともに、安部先生が経験されたこともお話しいただけて、理論と経験どちらにも基づいたアドバイスをされていることに感銘を受け、プロフェッショナルに相談できるのは心強いと感じました。

・小学校、中学校、高校の入学後に環境の変化で不登校、いじめの問題が発生しやすいことを学びました。発達障害の子どもの中には聴覚過敏の子がいるということで、大きな声で早口で指示を出すことも子どもにとってつらい状況になるのだと知りました。合理的配慮としてデジタル機器の活用を検討していきたいと思います。また、登校を促す前に本人の訴えをよく聞いて関係づくりを行うことを継続していきたいです。

・演習を行ってみると、生徒の気持ちになってできるので、とてもおもしろかったです。また、どのようにするとうまくいくかを自然と話したり、声をかけたりすることで、コミュニケーションが取れ、仲間意識が深まったように感じました。自分のクラスでできるのは何だろうか、気をつけることは何だろうかなどを考えたり、確認したりすることができたのでとてもありがたかったです。


・担任としてだけでなく、学校全体の取り組みとしても対応を明確に周知していく必要と、良い学校づくりに努めていきたいと思います。カウンセラーやソーシャルワーカーなど、頼れるところと連携を強めて学校全体で一人一人の生徒を支えていくことやさらに生徒とのコミュニケーションを大切にしていかなければならないと思います。

・不登校問題では、予防がもっとも大切であり、魅力的な学校づくりがその要となることを学びました。具体的には、「生徒が落ち着ける学習環境を整える。」「誰もが活躍できる場を提供する。」などが挙げられます。また、発達障害傾向の子どもたちが増加傾向にあることから、子どもたちへの言葉掛けとして、「ちゃんとしなさい。」などの抽象的な言葉ではなく、子どもの行動に落とし込み、「○○を○○しようね。」など具体的に言葉掛けする必要があることを学びました。


【専門研修】 人間関係づくりに生かす予防・開発的教育相談講座

 9月5日(火)「人間関係づくりに生かす予防・開発的教育相談講座」を開催しました。県内各地から、42名(小学校9名、中学校16名、高等学校14名、特別支援学校3名)の先生方に受講いただきました。午前は、全ての校種共通で、福島県公立学校スクールカウンセラーの二瓶重和先生にご講義いただき、問題(提起)行動の未然防止に効果的な「人間関係づくり」について、演習を交えながら体験的に学びました。午後は、小・中学校と高校に分かれての講義・演習を行いました。「人間関係づくり」ための実際の活動を通して感じたことや気付いたことを共有し、学びを深めることができました。

 

〈研修者の声〉
・「させる」生徒指導から抜け出せずにいて、仕事が全くうまくいかない毎日が続いており、正直つらいと感じていました。にもかかわらず、この研修を受けて自分が信じられないほど前向きな気持ちになっていることに気付きました。生徒にもこういう瞬間を味わわせたい。まずは学校でQ-Uの見直しをすることから始めようと思います。


・演習を行ってみると、生徒の気持ちになってできるので、とてもおもしろかったです。また、どのようにするとうまくいくかを自然と話したり、声をかけたりすることで、コミュニケーションが取れ、仲間意識が深まったように感じました。自分のクラスでできるのは何だろうか、気をつけることは何だろうかなどを考えたり、確認したりすることができたのでとてもありがたかったです。

・「ゴール」のために、意見を出し合ったり、声をかけあったりすることの重要性を改めて感じました。実際に学級でやった場合、生徒たちの予想外の様子を見ることができたり新たな発見があるのだろうなと思い、楽しみです。学級づくりに実践してみます。

・学校行事等の振り返りとして「アドジャン」「SFAすごろく」等の発達支援的なグループエンカウンターを活用したいと思います。生徒が活動を通して振り返りができるような工夫をしていきたいです。生徒が自分の感情の許容範囲を知るとともに他人との違いに気付くことで、感情の多様性を教えていきたいと思います。

・講義では解決志向アプローチを知ることができました。子どもが自身の解決に向けて、内的外的リソースを活用できるように支援したいです。演習では構成的グループエンカウンターを体験し、楽しみながら「他者と関わる力を身につける」ことができると分かりました。ストレスとの付き合い方やリフレーミングを通して、他者の感じ方が違うことを、SOSの出し方では、課題未然防止教育の重要性を実感できました。相談できる関係づくりを支えたいと思います。












【専門研修】「『言葉による見方・考え方』を働かせ、深い学びを実現する小学校国語講座」を実施しました

9月4日(月)に、専門研修「『言葉による見方・考え方』を働かせ、深い学びを実現する小学校国語講座」が開催され、県内各地から多くの先生方が受講されました。講座では、教科書教材の教材研究及び単元構想を通して「言葉による見方・考え方」を働かせた深い学びのある国語科授業づくりを考えました。また、協議や授業構想演習では、先生方が「言葉」にこだわる授業の充実に向けて熱心に議論を重ねる姿も多く見られました。

  

<研修者の声>
〇教材研究を行う中で、言葉に注目し、何故この表現なのか、どの言葉からそう考えたのかという視点で授業づくりをしていくことの大切さに改めて気づきました。
〇授業において内容だけを教えるのではなく、より言葉に着目した授業づくりが重要であることがわかり、改めて教師の教材研究の深さが学びの深さにつながることを感じた。言葉による見方・考え方を働かせる国語科授業を意識し、明日からの指導に生かしていきたい。
〇今後、校内研修や学年でも、他の先生方と一緒に教材分析をしたり発問や言語活動を考えたりすることで、単元の途中でぶれることなく学習を進めることができると感じた。ぜひ、学校でも他の先生と単元構想をする時間を取っていきたい。
〇様々な言語活動を通して、自分の思いや考えを広げ深めていけるような学習活動に取り組ませるために、教材研究・単元構想が大切であることを改めて実感した。国語科の様々な学習活動を通して、子どもたちが言葉にこだわり、自分の思いをよりよく表現することができるよう、日々の授業を大切にしていきたい。

【専門研修】社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座を実施しました

 9月4日(月)教育センターを会場に専門研修「社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座」が開催され、県内の先生方12名が受講されました。筑波大学教授唐木清志先生をお招きしての講義と授業づくりの協議・演習を通して、社会に参画する力の育成を目指す授業の在り方について深めることができました。

  

<研修者の声>

〇唐木先生の講義を通して、「参画」と「参加」の言葉の定義など、これまで捉え直しをしてこなかった知識を再確認できました。また、4つの視点から現在自分の行なっている総合的な学習での地域探究学習や社会科の探究学習を見つめ直しやブラッシュアップすることができそうです。具体的に、熱気球ゲームや模擬裁判など、明日から使える実践を学ぶことができ、大変有意義な時間でした。
〇午前中の講義を受けた後での指導案作成ということで、前時で学んだ知識を実際に活用する機会が得られた。他校の先生と協議しながら授業をつくることなどなかなかない機会だったので、非常に面白かったです。考えも深められました。
〇社会科の意義は「公民としての資質・能力」を養うことであり、社会に参画する力を育成するためには、4つの視点が大切であった。自分事として問題を捉えること、三角ロジックを用いて論理的に価値判断を導き出す事の大切さ、論理的に整理された意見を基にしたディベート等の場の設定、請願のように社会に自分たちの意見を提案・参加していく動き、それらが大切であるということをご指導いただきました。

【県中・県南地区】高等学校初任者研修等 地区別研修 一般研修Ⅱについて

以下の研修について会場が決定し、研修講座要項を掲載しました。

【県中・県南地区】

高等学校初任者研修

新規採用養護教諭研修(高)(地区別研修A 一般研修Ⅱ)

公立学校実習助手初任者研修(地区別研修 一般研修Ⅱ)

 

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K19【県中・県南地区】)を確認してください。

【県南地区】小・中学校初任者研修および新規採用養護教諭研修(小・中) 地区別研修Aについて

以下の研修について会場が決定し、研修講座要項を掲載しました。

【県南地区】

 小・中学校初任者研修 地区別研修A 授業研修②

 小・中学校初任者研修 地区別研修A へき地校研修

 新規採用養護教諭研修(小・中)地区別研修A 学校訪問研修②

 

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K08 K09 K26【県南地区】)を確認してください。

専門研修【高等学校数学講座】観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座を実施しました

 8月28日(月)に教育センターにて、「観点別学習状況の評価に対応する高等学校数学科単元・授業づくり講座」が開催され、県内各地から16名(中学校1名、高等学校13名、特別支援学校2名)の先生方が受講されました。
 東京学芸大学大学院教育学研究科の成田慎之介先生をお招きし、講義・演習「主体的に学習に取り組む態度を見取る授業の在り方」において、生徒の主体的に学習に取り組む具体的な姿と、それを意図的に引き出すための生徒が考えたくなる授業や生徒の問いで構成される授業について、先生方と一緒に考えました。

  

《研修者の声》
〇主体的に学習に取り組む態度は、すぐに身につくものではなく育成するものであることを再認識しました。教師が都合よく教えるのではなく、生徒から疑問や気づきを引き出し、学びにつなげるようにデザインしていきたいです。
〇教師が数学的な概念や技能をわかりやすく教えるといった、これまで行ってきた画一的な授業の実践から脱却し、生徒自身に考えさせ、気づかせるような授業を構想していくことが求められていると感じました。
〇今後の授業を組み立てていく際に、見取る姿を明確にし、生徒のその姿を引き出す工夫を意識し、授業できちんと取り上げ価値づけすることで、生徒が主体的に取り組む良さがわかるように常に意識していきたいと思いました。今後の授業を考えていくことがとても楽しみになりました。