教育センターの今

【専門研修】校務処理に役立つ表計算活用講座が実施されました

9月30日(月)に「校務に役立つ表計算活用講座」が開催され、県内から54名の先生方が、受講されました。今年度は、初級・中級・上級のコースを受講者が選択し、それぞれのペースで講義・演習が行われました。初級・中級ではExcelを中心とした関数やグラフの作成、グループ集計等について、上級では、VBAについて演習を行いました。

<受講者の声>

〇日頃から「これができたらいいのにな」と思っていたことが、関数を使うとできてしまい、そしてこれからは活用できるようになることを大変うれしく思う。特に成績処理、通知表関係、指導要録、個別懇談での資料など、活用できる場面が増え、校務の効率化に役立てることができそうである。

〇Googleフォームを使ったアンケートの集計方法や関数を活用した集計方法等、今後の校務に役立てていけるようなことをたくさん学ぶことができた。仕事に追われ、じっくりExcelに向き合って学ぶ時間がなかったので、とても有意義な研修となった。

〇今まで使用していなかった関数について使用方法を知ることができ、より良い表の作成ができるようになると感じた。また、フラッシュフィルなどの機能により、手作業で時間をかけて行っていたものを簡単に行うことができた。Excel の機能を活用して校務を短時間で終えられるように工夫していきたい。

【県北地区】地区別研修A(特別支援学校研修)について

【県北地区】の以下の研修について、日程・内容の一部を変更しました。

◆小・中学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(小・中)
◆新規採用学校栄養職員研修

(地区別研修A 特別支援学校研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K11 )を確認してください。

【相双地区】地区別研修A(特別支援学校研修)について

【相双地区】の以下の研修について、準備物・留意事項の一部を変更しました。

◆小・中学校初任者研修
◆新規採用養護教諭研修(小・中)
◆新規採用学校栄養職員研修

(地区別研修A 特別支援学校研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K11 )を確認してください。

【専門研修】体験的に学ぶ人間関係づくり講座が実施されました

9月9日(月)「体験的に学ぶ人間関係づくり講座」が開催され、県内各地から、33名(小学校12名、中学校6名、義務教育学校2名、高等学校13名)の先生方が受講されました。午前は、「校種共通編」として、午後は小・中学校と高校に分かれての講義・演習を行いました。発達支持的生徒指導の視点から、構成的グループエンカウンターやプロジェクトアドベンチャー等の活動を体験的に学びました。実際に体験して感じたことや気付いたことについて対話を通して共有し、学びを深める先生方の様子が見られました。 
 
 
〈研修者の声〉

・生徒指導提要の改訂にもあるように、予防教育は重要であると考えています。その中で人間関係をつくるため、スキルを身につけるための手立てを日々考えながら子どもたちと関わっておりました。そのような中で、構成的グループエンカウンターやスリンプル・プログラムなど、演習を通して学ぶことができ、自身の授業などでも活用していけそうです。ありがとうございました。

・信頼関係を築く上では、相手への思いやりの行動が重要であることをトラストウォークを体験することで実感した。たとえ失敗しても仲間と作戦をたて挑戦し成功に導くプロジェクトアドベンチャーを通し、「なぜできないか」ではなく「どうしたらできるか」を考えることの大切さを体験した。活動の中では、相手の素晴らしさを認めたり、集団の中での自分自身の役割を考えることもできた。勝ち負けに拘っていては見えないものが見えた。

・心のSOSへの対処については大変勉強になった。今日実際にロールプレイングをした「心の苦しさを打ち明けられた時」のやり方について、生徒に寄り添った話し方がいかに重要であるかを体験し勉強になりました。実際の教育現場で気を付けて発言したい。

【県中・県南地区】地区別研修(一般研修Ⅱ)について

【県中・県南地区】の以下の研修について、会場を決定しました。

◆高等学校初任者研修(地区別研修A 一般研修Ⅱ)

◆新規採用養護教諭研修(高)(地区別研修A 一般研修Ⅱ)

◆公立学校実習助手初任者研修(地区別研修 一般研修Ⅱ)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K19 )を確認してください。

「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」における講座聴講の実施について

当センターでは教職員の資質や指導力の向上を図るため、「スマホ時代のいじめの理解と対応講座」において下記の通り講座聴講を実施することとしました。

●日時と内容

 2024年10月17日(木) 13:00~15:45

講義・演習 「いじめ対応と未然防止」   講師  宮本国際法律事務所 弁護士 真下 麻里子 様

●場所

福島県教育センター 1棟5階 講堂

● 募集人数
 10名  ※ 希望人数によっては、調整する場合もあります。

●申込方法
研修受講履歴記録システム及び教員研修プラットフォーム(Plant)による
   ※ 学校管理職は、所属教職員の聴講申込について承認または否決の操作をお願いします。なお、市町村教育委員会の承認操作は不要です。
   ※ 締切は10月7日(月) 17:00とします。

 

その他詳細につきましては資料をご覧ください。

【専門研修】社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座を実施しました

8月26日(月)福島県教育センターを会場に専門研修「社会科・地理歴史科・公民科における社会に参画する力を育成する授業づくり講座」を開催し、県内の中学校・高等学校・特別支援学校の先生方16名が受講されました。筑波大学の唐木清志先生をお招きして「社会に参画する力を育成する学習指導の在り方」と題した講義と「社会に参画する意識を高める授業づくり」をテーマとした協議・演習を通して、授業力の向上を目指した研修を行いました。

  

<研修者の声>
〇社会に参加する力を養うとはどういうことか、どのような実践があるのか、などを学ぶことができました。具体的には4つの観点やシビックプライドなど、授業をつくる上で大事な視点を学ぶことができました。生徒の社会参画に対して社会科の授業の役割はかなり大きいことを再認識したので、使命感を持って授業づくりに励んでいきたいです。
〇特別支援学校で担任をしている生徒に置き換えて話を聞かせていただきました。知的障がいを有する生徒たちにとっての「社会参画」とは何かを考えさせていただきました。特に「当事者意識」をどうもたせることができるか、課題解決的な学習にどう取り組むか、単元構想の段階でしっかりと題材や発問の精選を行いながら実践をしていきたいと思います。
〇同じ班の先生方とお互いに作成した学習指導案を読み込み、意見を出し合うことができた。1人の学習指導案を選んで改善していく際に、午前中に学んだことを十分に生かすことができた。自分が作成した学習指導案を自ら改善していくことは、自分のスキルアップとしてよいが、他者が作成した学習指導案を複数で見つめて改善していく活動は、より良い学びの機会となった。

【専門研修】小学校プログラミング教育を取り入れた授業づくり講座

 8月28日(水)に、教育センターにおいて、「小学校プログラミング教育を取り入れた授業づくり講座」が開催され、県内から5名の先生方が受講されました。

 小学校におけるプログラミング教育の概要や学習活動についての講義、プログラミングソフトの基本的な操作についての演習、高等学校「情報Ⅰ」の情報提供、理科におけるプログラミング学習を取り入れた教材などの紹介を行いました。

 また、具体的な学習活動の演習として、算数科・総合的な学習の時間におけるプログラミング学習を取り入れた授業について実際に先生方に体験していただきました。特に、プログラミングでロボットを動かす体験は、授業にどのように取り入れていくことができるかについて、子どもたちの目線で考えながら研修に臨まれていました。意図した動きとなるように何度もトライ&エラーを繰り返しながら取り組む先生方の姿がとても印象に残りました。

 

 

 

 

 

(研修者の声) 

・実際に、プログラミング体験を通して、頭の中でイメージしていたプログラムを『ロボットを動かす』ことで、より自分がやりたかった動きをしているか確認するのに良いと感じた。子どもたちにどんな目的をもって取り組ませたいかを大切にしていきたい。
・今までは、ICT支援員の方にscratchやレゴマインドストームを活用したプログラミングの授業を担当していただいていて、自分自身よくわかっていなかったが、実際に操作したり教えてもらったりしたことで、理解を深めることができた。
・今後の小学校教育において、プログラミング教育は重要な位置付けになってくるのだと感じた。授業者がプログラミング的思考を意識しているどうかで、成果も変わってくるのだと思った。

  

【専門研修】 学校教育相談基本講座が実施されました

 8月2日(金)「学校教育相談基本講座」が開催され、県内各地から、54名(小学校16名、中学校9名、高等学校28名、特別支援学校1名)の先生方が受講されました。午前の部では、教育相談の意義や相談面接について、研修者同士の対話や演習を通して学びました。午後の部では、会津大学教授の苅間澤勇人先生にご講義いただき、Q-Uを基にした児童生徒個々の理解と学級集団の理解の仕方について学び、実態に応じた支援策等について真剣に考える様子が見られました。

〈研修者の声〉
〇自分が行ってきた教育相談を振り返ると、「課題予防的教育相談:課題早期発見対応」や「困難課題対応的教育相談」の方が多かったので、児童の自己指導能力を育成し、自己実現につながるようにする観点からも、「課題未然防止教育」や「発達支持的教育相談」の割合をより増やしていこうと再認識しました。また、教育相談の時だけでなく、普段から共感的・受容的な態度で接していくことで、児童と信頼関係を築いていくことの重要性も感じました。

〇実際の演習を通して、「児童とどのように向き合っていけばよいのか」や「児童が心を開いて話してくれるためにどのような手立てが必要になるのか」について班の先生方や自分自身で考えることができた。また、ホワイトボードを活用した班の意見交流では、多くの先生方が色々な相談を受けたり、多くの悩みを抱えていることを知ることができた。2学期からの指導に活かせる部分が多くあった充実した研修であった。

〇児童生徒理解と学級集団理解について、理論的に学ぶことができました。普段現場でクラス経営や教育相談に取り組む中で疑問に思ったり不安に思ったりすることをQ-Uがデータとして示してくれることがわかり、今後は活用していきたいと思います。講義の中で特に印象に残ったのは学級集団の型です。どのような集団の育成方法があるかについては、高校籍でこれまで深く追求したことがなかったので、大変勉強になりました。

〇Q-Uの検査項目である、①やる気②いごこち③日常の行動について、一人一人の結果をもとに援助の仕方を見極めることの必要性を感じた。認知・行動・感情のどの部分からアプローチするかは発達段階や子どもの抱える問題によっても異なってくる。適切な援助をするためにも、教師として、日頃から児童とのコミュニケーションを大切にして信頼関係を築いていくということが大切であると改めて感じた。