教育センターの今

【専門研修】「言葉による見方・考え方」を働かせ、深い学びを実現する中学校国語講座を実施しました

8月5日(月)に、専門研修「『言葉による見方・考え方』を働かせ、深い学びを実現する中学校国語講座」が開催され、県内各地から多くの先生方が受講されました。講座では、教科書教材の教材研究及び単元構想を通して「言葉による見方・考え方」を働かせた深い学びのある国語科授業づくりを考えました。また、協議や授業構想演習では、先生方が「言葉」にこだわる授業の充実に向けて熱心に議論を重ねる姿も多く見られました。

    

【受講者の声】

〇国語教育のあり方として、今後どのように進めていくべきかを確認することができた研修であった。まだまだ教材の読み込みが浅く、生徒の活動まで落としきれない部分があったので、普段から、意識的に言葉に注目しながら教材を私自身がつかんでいくことを大切にしたい。また、他の先生方との話し合いの中で、自分の中にない視点で授業をされてきた話もうかがうことができた。

〇今まで言葉にこだわることが大切だとは理解しつつも、内容を教えることが多かったと過去を振り返る良いきっかけとなった。日常生活は勿論、どの授業でも言葉を扱う中で、より一層言葉に着目させ、「考える方法」を獲得させ、言葉への自覚(感度)を高める必要性を改めて感じた。

〇今回の研修において、「言葉による見方・考え方」を働かせる授業作りの基本について具体例を交えながら丁寧に確認してくださり、さらに協議や演習を通して少しでも学びを生かしながら実践練習をすることができ大変有意義だと感じました。また、協議や演習を通して、探究的な学びの推進における教員の熱意や行動、実践が子どもたちの取り組みや意欲に大きな影響を与えると感じました。実際に、対話を通じて先生方の素晴らしい経験や熱意から新たなアイディアや刺激をいただくことができ、改めて対話の重要性を感じることができました。

【専門研修】子どもたちが支え合い、高め合う学級をつくる学級活動講座を実施しました

7月24日(水)に、専門研修「子どもたちが支え合い、高め合う学級をつくる学級活動講座」が開催され、県内各地から多くの先生方が受講されました。
講座では、受講者同士の実践を基にした協議や演習、教育実践アドバイザーの清水弘美先生による講義などを通して、先生方が特別活動指導の充実に向けて熱心に取り組む様子が多く見られました。

    

【受講者の声】

〇特活を実践していくことでこんなにすてきなことができるんだと希望をもらいました。特活を充実させたいと思っていて、それなりにやってみてはいますが、今回の研修で分かっていなかった部分が多かったので、そういうのを分かってやるのとただやるのではだいぶ違うのではないかと思いました。もう一度、目的をよくとらえ直し、子どもたちへの対応の仕方を考え直し、計画を立て直していきたいと思いました。

〇学級経営において「学級活動」の重要性をあらためて認識した。生徒の居場所としての学級であるために,生徒自身が感じていることや考えていることを大切にして活動したり実践できたりする場であることを保障しなければならない。そのしかけをいかに作れるか,「願ってねらって育てる」という視点を大切にしていきたい。現在勤務している中学校,担当学年の実態を踏まえて,効果的に特別活動を実施する方法はないか考えるよい機会となった。

〇特活は全ての教育活動の土台となるものと改めて感じることができました。今回、講座全体を通してたくさんの気付きがありましたが、中でも一番強く感じたのは、自分は実践の振り返りが不十分だったのではないかということです。今回の学びを先生方にも伝え、学校全体で取り組んでいきたいと思います。

【専門研修】地理歴史科における地理総合・歴史総合の授業づくり講座

8月6日(火)福島県教育センターを会場に専門研修「地理歴史科における地理総合・歴史総合の授業づくり講座」を開催し、県内の先生方12名が受講されました。産業能率大学の皆川雅樹先生をお招きして「主体的・対話的で深い学びの視点を取り入れた授業づくり」と題した講義と演習、授業実践に基づく協議を通した授業の振り返りを行いました。

    

<研修者の声>
〇このような研修に参加するたびに「学習指導要領の文言には意味(意図)がある」ということが再確認できる。今回もまた気持ちを新たに生徒達に何ができるかを考える良い機会となった。また、「思考・判断・表現」という言葉を丁寧に解説してもらい非常に有意義だった。
〇本研修を通して他校の先生方と情報交換をして、様々な授業実践を教えて頂き、抱いていた不安を解消することができました。夏休み以降の授業でぜひ参考にさせて頂き、自分の授業のブラッシュアップにつなげていきたいと思います。
〇皆川先生の講演でも問いの大切さを再認識でき、すぐに答えが出る発問ではなく、正解主義にいたらない生徒の常識を揺さぶる問い作りを心掛けたい。問いについての話の中で、哲学的思考を使った問い作りが興味深かった。また、生徒間の対話の大切さや、対話ができる雰囲気作りの必要性など欠けてはいけないものについても再確認できた。

【県中・県南地区】地区別研修 特別活動研修について

以下の研修について、日程・内容を一部変更しました。

◆高等学校初任者研修
(地区別研修A 特別活動等研修)
◆公立学校実習助手初任者研修
(地区別研修 特別活動等研修)
◆高等学校中堅教諭等資質向上研修
◆養護教諭中堅教諭等資質向上研修(県立)
(選択研修 地区別特別活動研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K20 )を確認してください。

【会津・南会津地区】地区別研修 特別活動研修について

以下の研修について、日程・内容を一部変更しました。

◆高等学校初任者研修
(地区別研修A 特別活動等研修)
◆公立学校実習助手初任者研修
(地区別研修 特別活動等研修)
◆高等学校中堅教諭等資質向上研修
◆養護教諭中堅教諭等資質向上研修(県立)
(選択研修 地区別特別活動研修)

詳細は、研修講座要項ページ(講座番号 K20 )を確認してください。

【専門研修】適切で責任ある行動力の育成を目指した情報モラル教育講座

 7月29日(月)「適切で責任ある行動力の育成を目指した情報モラル教育講座」を開催し、県内各地から、30名(小学校7名、中学校7名、高等学校13名、特別支援学校3名)の先生方が受講されました。
 受講者の方々は、児童生徒を取り巻くインターネット社会の現状を知り、ワークショップを通して、適切なコミュニケーションの在り方や、情報モラル指導の在り方について考えました。また、小中、県立学校の研修者が混じったワークショップにより、それぞれの視点からの意見を取り入れた情報モラルの授業づくりを行いました。

<研修者の声>

・アンケートの結果から子供たちの現状と、今後の指導をする上で何が必要か、どんな留意点があるのかを理解することができた。

・今までであれば、ダメなものはダメと禁止して制限していたが、それではこれからの情報化社会に対応できない。上手に活用していく力と、リスクに対応していく力を上手に指導していく必要があると感じた。

・生成AIを使った指導案作りは面白かった。自分にない視点で例を提示してくれるので、すべて鵜呑みにするわけではないが、良い部分は十分に使えると思った。

・個人の安全、利用だけではなく公共、社会に対する責任を考える「責任リング」がとても有効であると感じたので取り入れたい。

・校種、学年が異なるが、それぞれ根本の課題は共通して「タブレットの長時間利用」であることがわかり、それぞれの立場からアプローチの仕方を考えることができて非常に有意義な研修となった。

【自主講座】子どものためのロボットワークショップ

 7月27日(土)、教育センターを会場に、今年度も福島県情報産業協会の方々にお手伝いいただきながら、子どものためのロボットワークショップ「ロボット講座」が開催されました。県内の小中学生とその保護者24名が参加し、LEGO mindstorms EV3を使って、ロボットを組み立てたり、試行錯誤してプログラムを作成したりしながら、ロボット制御の基礎を学びました。親子で楽しみながらプログラミングを体験する有意義な講座となりました。

       

【専門研修】グループウェアで活用するクラウドサービス実践講座

 7月19日(金)に、教育センターにおいて『グループウェアで活用するクラウドサービス実践講座(専門研修)』が開催され、県内各地から19名の先生方が受講されました。


 本講座では、Google Workspace for Education の概要やアプリであるメールやカレンダー、ドライブ、フォーム、Meetなどの基本的な使い方や、校務処理、授業への活用の仕方などについて、実際にアプリを使いながら研修を行いました。後半の演習では、サイトというアプリを活用し、前半に作成した素材を基に自身のサイトを構築しました。先生方は、基本的な使い方や校務における活用法の習得に向けて、積極的に質問をしたり周りの方と相談しながら、熱心に取り組まれていました。

 

(研修者の感想)

・メールの整理やスプレッドシートの活用はすぐにでも実践に移せ、かつ、作業の効率化に取り組めると思った。また、フォームでのアンケート制作やミートでの会議演習は、細かいところまで知らなかったので実際に画像で見せて頂きながらできたので、非常に理解しやすかった。サイトの演習では今研修で初めて使用したのでとても勉強になった。本日、少しだが使い方をマスターしたので自分でも振り返り使いこなせるようにしたいと思う。


・クラス担任としてかなり便利な機能があることを知ることができたため、サイトやカレンダー、フォームなどを有効に活用して、保護者との連絡などに活用できるようにしたいと思います。現在、教科指導でもサイトを活用していますが、今回じっくり使い方を教わることができたので、指導に生かしていきたいです。


・各アプリの諸機能についても詳細に知れたが、カレンダー・Meet・メール・チャット・スライド・ドキュメント・スプレッドシートの連動や相互利用、他者と情報を即座に共有する方法について理解を深めることができ、授業や校務に積極的に活用したい。Google Workspaceについては興味があったのだが、効果的な利用法について学ぶ機会がなかった。そのため、本研修で学んだICT技術を授業への活用のみならず校務の効率化に生かしていきたい。